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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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カシャ


ふふっ!今日もいい感じに盛れてる〜!

あとは、ここをちょっと加工してっと!

めっちゃいい感じじゃん!

よし!投稿っと!


私は学校帰りにお気に入りのカフェに寄ってパンケーキと一緒に自撮りとした。


「そろそろ帰ろっかな、」


辺りを見渡すと真っ暗でゾッとした。

早くパンケーキ食べて帰ろ。


「あれ?あそこにいるのって…」

「絵名じゃん!」


「絵名〜!やっほー!」

「瑞希!?」

「どうしてここに居るの!?」

「あっはは、絵名驚きすぎ〜」

「ボクは買い物に行ってただけだよ〜」

「作業中によく舐めてた飴が無くなっちゃってて…やっぱ作業には糖分欠かせないじゃん?だからそれを買いにコンビニに来たって訳!」

「そんで、絵名がいたから声をかけたって感じ〜!」

「そうだったんだ」

「うん!」

「じゃあボクはこれで!またナイトコードでね〜」

「またね〜!」


パンケーキを食べ終わりカバンを持ち、私は店を出た。


帰り道、私はスマホをいじりながら歩いていた。


ブー、ブー


「通知?さっき投稿したやつかな?」


DM?誰から?


『さっき一緒にいたヤツ誰?』

背筋がゾワッとした。


え?なんで?っていうか…え!?


パニックになっていた。私は口を覆いながら恐る恐る後ろを振り返った。


だが、そこには誰もいない。


「よかったボソッ」


きっと、たまたまだよね。適当に送った的な感じのやつかな?きっとそうだよね。


そう自分に言い聞かせながら私は走って家に帰った。


「ハァ、ハァ、ハァ」

家に入った瞬間、力が抜けて玄関に座り込んだ。


「おい、絵名。何してんだよ笑玄関なんかに座り込んじゃって笑笑」

そこには聞きなれた声。なんだか安心した。

「なんでもないわよ、ただちょっと、疲れただけ。」

「?、そうかよ」


ブー、ブー

ブー、ブー


通知、?

DM……まさかさっきの人じゃ…?

『えななんのことずっと見てるから』

『住所特定した』

は、?

住所、特定…?

心臓がバクバクしてきた。うるさいくらいに、逃げなきゃ、怖い、どうしよう


私は慌てて立ち上がって靴を脱ぎ捨てて二階の自室へと向かった。

窓を閉じカーテンを閉め扉を閉じ、鍵をかける。

私は泣きながら座り込んだ、もうずっとパニック状態だ。

息が荒く、周りの音も聞こえない。涙も止まらなかった。

私の様子がおかしいと気づいたのか彰人が私の部屋に来てノックをする。

「おい、絵名!大丈夫かよ?何かあったのか?」

扉越しから聞こえる聞きなれた声。私は何も答える事が出来なかった。


ナイトコードにもログインせず、だからといって眠れない夜。私は布団を頭から被りながら震えていた。どうしよう。あいつが家に来たら、外へ出たらきっとなにかされるに違いない。


結局眠れないまま一晩が過ぎていった。朝起きたら隈が酷かった。


「おはよう、」

小さな声でそっと挨拶をした。寝不足と恐怖で声が上手く出せなかった。

「おい、絵名。大丈夫かよ?」

「………うん、」

「そうには見えないけど、」

「何があったんだよ」

「彰人には、関係ないでしょ」

「大ありだよ、ずっと啜り泣く声が聞こえて寝れねーんだよ」

「それは、ごめん」

「で、何があったんだよ」

「それは……」

言うべきなのか迷った。私のせいで余計な心配をかけてしまう。

「正直に言えよ?」

「っ!!」

心を読まれたかのような事を言われて一瞬固まった。

「実は……カクカクジカジカ」


「ふーん、」

「ふーんって何!こっちは本気で悩んでるんだから、!」

「……買い物とかは俺が代わりに行く。」

「え、、」

「いいの?」

珍しく優しい弟にちょっと感動してしまう。

「別にいーよ」

「学校の行き帰りとかは?大丈夫なのかよ」

「大丈夫、」

だと思いたい。

「ふーん、ほんとに?」

「うん、大丈夫」

じゃないけど

「じゃあ、なんかあったら言えよ?絶対にな」

「わかった。」

「それじゃ、俺は学校の行ってくっから、じゃな」

「うん、、」

よかった、彰人がこんなに頼もしく見えるだなんて…って、失礼か笑




続きは100いいねで〜

見て頂きありがとうございました🙇🏻‍♀️‪‪🙇🏻‍♀️

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コメント

2

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本当に恐ろしいですね でも続き待ってます

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