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試しに、広場に言って、無修乱と言ってみた。でも、何も起こらない。やはり、調と技名を言わないとダメなのかな…でも、わたしは何も知らない。どんな技かも、ていうよりそもそもないかもしれない。わたしが木刀を構えながら、佇んでいると、丸っこいぷにぷにした生き物が私を見てきた。この生き物は、ここ全般の生き物と言えるほど。似た顔はいっぱいいる。その丸っこいのはわたしに聞いてきた。「あなた…修乱を使おうとしてるのですか?」わたしは、丸っこいやつの目を見て、小さく頷いた。すると、その丸っこいのは、わたしの腹を思いっきり殴った。痛すぎて蹲った。「何をするの…!」「修乱を学ぼうとしているのに、力が入ってません。もっと全身に力を入れるんです。それに…修乱によって力の具合が違います。あなたは?」「無…無修乱ってやつ?」「無修乱…聞いたことはないですね。まあでも、修乱の技名は急に思い出すんです。そして、急に使えるようになります。あなたは人間さんですね?じゃあもう使えるかもしれないです。」その言葉を聞いて、わたしは少しやる気を取り戻せた。丸っこいのはわたしに、「じゃあちょっと手合わせしますか?」と言ってきた。流石に、こんな丸っこいのには負けれない。わたしは、大きく縦に首を振った。