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ドM☆
20
ルイは不貞腐れているようだった。
タイキが何か話しかけてもふーんとかそう、としか返さない。
タイキは諦めて、ルイに先にシャワーを浴びるようにいった。
バッと上着を脱ぐルイ。
『ちょっおまえっなんでここで脱ぐんだよ』
「…別にいいじゃん」
『あっちで脱げって』
タイキは慌ててルイを洗面所に押し込んだ。
扉をしめるとほっと胸を撫で下ろす。
(ってなんで俺はドキドキしてんだ)
ルイがお風呂に入っている間も、ずっと胸のざわつきが収まらなかった。
ルイは浴室から上がると、パジャマ姿で出てきた。まだ濡れた髪をタオルで乾かしながら、タイキに次どうぞ、とすすめる。
タイキはその姿をボーと眺めた。
「…タイキ?」
『…え?』
「お風呂入んないの?」
『は、入る』
タイキは慌てて浴室に向かった。
服をすべて脱いで、浴室のドアを開けようとした時、ガラッとルイが入ってきた。
『!』
「タイキ着替えないでしょ?ここに置いとくね」
『え?あ、あ、ありがと』
びっくりして声が裏返る。
ルイはジーとタイキの体を見つめた。
『な、なんだよ』
「…別に。入んないの?」
『は、入るってば…!』
タイキは慌てて浴室に入り扉を閉めた。
体が熱い。
勢いよく冷水のシャワーを浴びた。
『冷た…っ』
冷たすぎてぴくりと震わす。
『…なにしてんだ俺は』
まだドキドキと鳴る心臓に、タイキは顔を顰めた。
浴室から上がって、ルイが用意してくれたTシャツに袖を通す。
『袖長い…』
ダボダボの袖、ハーフ丈のズボン。着替え終えると、いつのまにかルイが扉にもたれかかって立っていた。
「いつまで入ってんだよ」
『え?ご、ごめん』
「髪、乾かしてあげる」
『あ、ありがと』
ルイはタイキの髪をドライヤーで乾かした。
「タイキの髪サラサラだね」
『ん?そうかな?』
「うん。とってもキレイだよ」
『お、おう…サンキュ…』
毛先を弄ぶように触られて、なんだかこそばゆい気持ちになる。
『も、もういいよ』
タイキは恥ずかしさに耐えきれず立ち上がった。
その手をルイが掴む。
が、袖が長くて服を引っ張る形となり、タイキはびっくりしてよろけた。
その体をルイは抱き止めた。
「…大丈夫?」
『うん…な、なに?』
「なんか様子が変だから」
『そ、そんなことないよ』
「…」
ルイがタイキの顔に手を当て、その顔を覗き込もうとすると、タイキはバッと顔を逸らした。
『…あ、あの、そろそろ寝ないと』
「…」
ルイはタイキの顎を掴んで逃げられないようにすると、顔をぐっと近づけた。
『…っ…!』
タイキはびっくりして、ルイの体を押すが、ルイはタイキの手を掴んでグッと自分の方へ引き寄せた。
『ん…ふ…ん…っ』
優しく口付けられる。
唇が離れると目が合って、タイキの目が泳ぐ。
タカが外れたように、それから何度も口付けられると、 体の力が抜けていった。
ルイはタイキの体を抱きあげて、シンクに座らせた。
そのままさらに深く口づける。
『はぁ…っはぁ…っ』
ちゅ ちゅ…
(なんでこんなに優しくすんだよ…)
タイキはルイの服をぎゅーっと掴んだ。
“抵抗しないのは、俺が患者だから?”
以前ルイに言われた言葉が頭をよぎる。
(どうせならもっと…無理矢理してくれたらいいのに)
無理矢理してくれたら抵抗できるのに。
タイキの目から、涙がごぼれた。
ゆっくりと、ルイの首に腕を回す。
ちゅ…ちゅく…
(俺は、ルイのことが…)
ルイの手が優しく背中を撫でる。
『はぁっ…はぁっ』
唇が離れるとツーと糸が伝う。
頬を伝う涙をそっとルイの手が払った。
「タイキ…好きだよ」
タイキの髪を優しく撫でながらルイが言う。
「俺は、おまえと友達にはなれない。おまえのこと抱きしめたいし、キスもしたい。その先も…」
『ルイ…』
タイキはルイに抱きついた。
『俺も…っ俺も好き…』
ベッドがギジリと音を立てて、タイキの体が沈む。
すぐさま覆い被さったルイは、また何度もキスをした。
手がTシャツの中に滑り込み、胸の突起に触れると、ぴくりとタイキは体を震わせた。
『ぁっ…ルイ…っ』
「タイキのここかわいいね」
『はっ?ぁ、やっなめちゃ…」
乳首を舌で転がしたり軽く吸ったりすると、タイキはビクビク体を震わした。
指でコロコロされたりキュッと指で摘まれて、タイキは思わず腰を揺らした。
「ん…下も触ってほしい?」
『あ…ぅ…さ、さわって…』
「…かわいい」
ルイはチュっとキスをすると、ズボンの上から優しくそこに触れた。
撫ででいるとそこはどんどん硬くなって、タイキは甘い声を漏らした。
ズボンと下着を一気に脱がせてそこが露わになると、タイキは羞恥心で顔を両腕で隠した。
「タイキ、隠しちゃダメ。全部見せて」
耳元で囁いて、タイキの両手を頭の上で拘束する。キスしながら、もう片方の手で大きくなったものを優しく扱いた。
『ん…ふ…はぁ…ん』
口の中を弄ばれながら、下を扱かれて、タイキはビクビク腰を揺らす。
「…タイキ、腰揺らして…気持ちいい?」
『ふぅ…ルイ…っぁ…恥ずかし…』
「何が恥ずかしいの?」
『だって…音が…っ』
「あぁ。なんでこんなに濡れてるの?」
クチュ クチュ
先端から溢れ出した液体がルイの指を濡らす。
指が上下するたびに水音が響いた。
「タイキ、俺こうゆうの慣れてないからさ…」
その一言に安心して、次の言葉に絶望する。
「タイキがして欲しいこと、全部教えてくれない?」
『う…っそんなの…俺もはじめてなんだから無理』
「へぇ〜そうなんだ。嬉しいなぁ」
ルイは下にさがるとタイキのものをペロっと舐めた。
『ひっ…ぁっ…あっ…』
「いっぱい溢れてくるね」
先端を口にふくんで根元を優しく扱く。
『ふ…ん…ん…っ』
だんだんと動きが速くなって、タイキの息も荒くなっていく。
『あっルイ…っ待って…イっちゃ…っ』
ビクッ ビクッ
肩を震わせて、勢いよく白い液体が飛び散った。
荒く息を吐きながらぼーとするタイキに、ルイはキスをする。
「かわいいタイキ…」
言いながら、濡れた指で後ろの入り口に触れた。
「ここに…俺の…入れていい?」
コメント
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読み終わりました……! 第5話、すごく良かったです。タイキの「どうせならもっと無理矢理してくれたらいいのに」という心情がすごく刺さりました。抵抗したいのに優しくされると弱くなる、あの葛藤の描き方が本当に繊細で……。ルイの「好きだよ」から一気に距離が縮まる展開も、ドキドキしながら読みました。お互いの気持ちが通じ合った場面、涙が出そうになりました。続きも気になります!