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荻一野
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ー 注意事項 ー
・こちらはmnps様の二次創作となっております
・ご本人様や関係者様とは一切関係ありません
・この作品にはBL要素が含まれますので、苦手な方はご注意ください
ご理解いただける方は、ぜひ楽しんでいってください!
「じゃあ、明日ね!」
放課後。
akが机を軽く叩いた。
「駅前、午後五時集合!」
「遅刻禁止!」
「akさんが一番遅れそうですけど。」
pyがさらっと言う。
「え!?」
「ひどくない!?」
「去年も十五分遅れました。」
「……覚えてたの?」
「覚えてます。」
pyは少し笑った。
「うわぁ……。」
「なんか恥ずかしい。」
「なので。」
pyは真面目な顔で続ける。
「明日は三十分前に連絡します。」
「信用ゼロじゃん!」
教室に笑い声が広がる。
その横で。
shkは笑いながらsmを見る。
『賑やか。』
smも笑う。
『楽しそう。』
『うん。』
『楽しみ。』
その手話を見たsmは。
少しだけ目を丸くした。
shkが。
自分から「楽しみ」と言った。
転校してきた頃なら。
きっと言わなかった。
少しずつ。
笑うようになって。
少しずつ。
学校を好きになって。
少しずつ。
毎日を楽しめるようになっている。
その変化が。
smは嬉しかった。
翌日。
午後四時五十分。
駅前。
「早く着きすぎた……。」
akは腕時計を見る。
「十分前じゃん。」
「えらくない?」
「えらいですね。」
pyは頷いた。
「褒められた!」
「やった!」
「子どもみたいですね。」
「えぇー?」
二人で笑っていると。
「あ。」
pyが顔を上げる。
人混みの向こう。
見覚えのある二人が歩いてくる。
「来ましたよ。」
shkは紺色の浴衣。
髪もいつもより少し整えられている。
その隣には。
黒を基調にした浴衣姿のsm。
akは固まった。
「…………。」
「akさん?」
「いや。」
「ちょっと待って。」
「二人とも……。」
「似合いすぎじゃない?」
pyも小さく目を見開く。
「本当ですね。」
「とても似合っています。」
その口元を読んだshkは。
少し照れたように笑う。
『ありがとう。』
smも少しだけ照れくさそうに目を逸らした。
「よーし!」
akが両手を叩く。
「せっかくだし写真撮ろ!」
四人で並ぶ。
スマホをセットする。
「いくよー!」
「三、二、一!」
パシャ。
撮れた写真には。
自然に笑う四人が写っていた。
その写真を見て。
akが嬉しそうに笑う。
「いいじゃん!」
「あとで送るね!」
shkも画面を覗き込む。
楽しそうな自分。
笑っているsm。
その距離が。
思っていたより近くて。
なんだか。
少しだけ照れくさかった。
「じゃ!」
akが屋台の方を指差す。
「夏祭り、楽しもう!」
四人は笑いながら。
人で賑わう屋台通りへ歩き出した。
コメント
1件
わあ、第19話、読み終わりました!浴衣姿の二人、特にshkさんが自分から「楽しみ」って手話で伝えた場面、すごく心に響きました。転校してきた頃にはできなかった変化が、smさんの視点からそっと描かれているのが本当に素敵。写真に収まった自然な四人の笑顔、読んでいてこっちまで温かくなりました。夏祭り、このまま楽しい時間が続きますように🌷