短編小説集

「私たち、ずっと親友よ」

「もちろん」

そんなことを誓い合っても、そんな友情すぐに崩れる。

実際私たちは崩れた。

あっけなく。

合わないと言われた。

何故かと聞くと、あなたは私の悪口を言った。

死ねと言った。

と言われた。

身に覚えがないことを言われた。

彼女は一切聞く耳を持たないので彼女は酷いと思った。

でも、もし、私が彼女に悪口を。

死ねと言ったのなら、私が1番ひどい。

我が身を守るために記憶を消しているから。

自分を偽っているから。

あなたはそうならないで。

これはあなたへの、希望の手紙。