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ちょっと期間あきましたが第二話です！
題名の通り(？)メインは甘党パンダさんっすね
今回の話は少し、分かることがあるかも…？
それでは！
怜夜「覚めない夢の中へ行ってらっしゃい」
______________
Na side
(整地組が話しているのと同時刻)
きりやんの視覚が治ったらしい。
いいな、俺も治りたい。
5人の中では俺が一番軽いなんて分かってる。ただ、鼻が使えないだけだから。
でも、匂いのしない食事は味もしなくて、
まるでゴムを食べているような気持ちになる。
大好きな太陽の匂いも、みんなの匂いも、
何もわからない。
分かってる、軽い事だって。
喋れなければ、意思疎通は難しい。
動けなければ、自由がない。
聞こえなければ、日常を過ごすのは難しい。
見えなければ、行動ができない。
俺は……ただ、鼻が使えないだけ。
『…はぁ』
「Nakamu？どうかしたのか？」
『あ、シャークん……』
「…なんか、悩んでんのか？」
『いや、…まぁ、ね』
「……なんかあったら話せよ」
『…うん』
「お〜い、きんとき〜！部屋帰りたい」
「あ、分かった！Brooook待ってて」
「ごめんな？いつも…」
あ、行っちゃった…まぁいっか←
うーん、それしても眠い……
寝よっかなぁ、今日何もないはずだし
よし、寝よう！
そう思い、自分の寝室へと向かう。
__________________________________________
ベットへダイブし、大の字に寝転がる。
自分の体格よりも大きなベットは、
俺の体を優しく包み込んでくれる。
この感覚が好きだ。
そのままの状態でいるとだんだんと瞼が下がってきた。
『……ぉやすみぃ』
__________________________________________
いつもよりも気分よく目が覚めた。
ふと時計を見やるともう12時昼飯の時間だ。
美味しそうな匂いに釣られ、腹が鳴る。
……ん？？？
『匂い、匂いがする？？？え？』
『あれ、俺…えぇ？？』
こんこんっ
「おーい、Nakamu？」
『あ、きりやんじゃん。…久々だな』
こうやって呼びにきてくれるの。
目が治って本当によかった。
「昼飯の時間だから早く来いよ」
『わかった！』
よし、リビングに向かおう。
あ、てかきりやんと一緒に行かないと…
いや行かなくていいんだった。
「…？まだ来ないの？」
きりやんまってくれてる…
『今行く！』
ｶﾞﾁｬ
「ほら、いくぞ」
『ふふ』
「何笑ってんの？」
『いや〜？』
「あーもう！早く行くぞ！！」
待ってくれてるきりやんが前と変わらなくて
嬉しかったってことは彼には内緒。
__________________________________________
「あ、Nakamu。やっときたね」
『え、そんな遅かった…？』
「いや？」
『なんなんだよ！！w』
「なんか、ねぇ？w」
『ねぇって何wシャークんも頷かないで！』
「…なんか楽しそうだな」
『スマイル！うん、楽しいよ！…あ』
スマイルは耳が聞こえないから書かないと…え、まって紙どこ？
『え〜、無い……』
「ははw楽しそうなのはなんとなくわかるよ」
『あ、スマホに打ち込も』
『”そう？”』
「あぁ」
スマイルと話しているときりやんが昼ご飯を運んできてくれていた。
懐かしいな、この光景。
だから、かな？思わず呟いてしまった。
『…いい、匂い……』
「！？」
「Nakamu…？治ったのか？？」
みんなそれぞれ、驚いている。
…なんか、朝も同じ光景を見たなw
『うん、起きたら昼ご飯のいい匂いがしたんだ』
「へぇ、よかったな！」
「治ったんだ！良かった…」
「”良かったね！”」
「…？」
「Nakamuも俺と同じかぁ…スマイル、はい」「”Nakamuの鼻が治ったって”」ｶｷｶｷ
「！…良かったな」
『うん！！
…この調子でみんなにおらないかなぁ？』
「何が引き金なんだろうね」
たしかに、きっと何かが引き金になってるはず。
……きりやんと俺が共通してした事…？
「んー、とりあえず飯食おうぜ」
「”早く食べよ〜！”」
________食べ終わった________
「んー、引き金になる事といえば……飯か？」『シャークん、それは違うんじゃない？』
「…あ、Nakamu」
『何？きんとき』
「ここに来る前って何してた？」
『んーっと……』
昼ご飯を食べに来る前は…
『寝てた、ね』
「…寝ることって関係あるのかな？」
「”寝ることっていつもやらない？”」
まぁ、確かにな……
じゃあ何が……あれ？スマイルの声がしない…
“匂いはするのに”
『…？スマイル？』
「スマイルなら俺の隣に……あ、寝てるわ」
「……スマイルが起きて、
耳が聞こえるようになってたら
寝ると治るって言う仮説が証明されるね」
『起きるまで、まとっか』
「そうだな」
「”うん、わかった”」
コメント
10件
治れ〜！
