ホラー・ミステリー
236
【最高の「────」を希う】
1話から読む鼻歌混じりに何かの歌を歌う少年。
少年は館の古く大きな時計台に座り足をぶらぶらと揺らしている。
「ふんふふーん♪…ぁ、動き出した動き出した!!」
急に歌うのをやめたかと思うと、ペチペチと手を叩くどこか幼い動きを行いながら時計台の麓───真紅のロビーを見下ろした。
─────ゴーン、ゴーン、ゴーン。12時を指す時計台から低く響く鐘の音が鳴る。
白昼夢は、もうすぐそこだ。
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