テラーノベル
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久しぶりです。
なかなか満足するような小説が書けていなくて、
頑張ったんですよ、これでも。
温かく見て頂けると幸いです。
休日の午後。
仕事が珍しく早く終わり、佐野勇斗はコンビニの袋を片手に吉田仁人の家のインターホンを鳴らした。
「はーい」
ドアが開く。
「おじゃましまーす!」
「いらっしゃい。荷物多くない?」
「お菓子いっぱい買ってきた!」
「絶対そんなに食べないでしょ」
「食べる!」
仁人が苦笑しながら袋を受け取る。
「はいはい。」
リビングに入ると、ソファに並んで腰を下ろした。
「映画見る?」
「見る!」
「でもその前にコーヒー入れるね。」
「ありがとー。」
仁人がキッチンへ向かおうとすると、後ろから服の袖を軽くつままれた。
「……ん?」
「ちょっと待って。」
「どうした?」
「今日、なんか久しぶりじゃない?」
「そうだね。最近みんな忙しかったし。」
「だからもうちょっとだけ。」
勇斗は笑いながら袖を離さない。
「コーヒー逃げないから。」
「子どもみたい。」
「いいじゃん。」
仁人は照れたように笑う。
「しょうがないなあ。」
二人でソファに座り直す。
「……これで満足?」
「うん。」
「早。」
「いや、やっぱまだ。」
「え?」
勇斗は隣との距離を少しだけ縮めた。
「近い。」
「嫌?」
「嫌じゃないけど。」
「けど?」
「……近いって。」
耳まで少し赤くなる仁人を見て、勇斗は思わず笑う。
「照れてる?」
「照れてない。」
「絶対照れてる。」
「照れてないって。」
「顔赤い。」
「うるさい。」
二人で笑い合う。
しばらく無言でテレビを眺める。
「……ねえ。」
「ん?」
「最近ちゃんと休めてる?」
「まあまあかな。」
「無理しないでよ。」
「勇斗に言われたくない。」
「あ、バレた?」
「バレる。」
「お互い様だね。」
「そうだね。」
少し静かな時間。
「映画始まるよ。」
「うん。」
エンドロールまで見終えると、外は夕方になっていた。
「面白かった。」
「最後びっくりしたね。」
「予想外だった。」
勇斗は大きく伸びをする。
「眠くなってきた。」
「寝る?」
「五分だけ。」
「絶対五分じゃないやつ。」
「起こして。」
「信用できないな。」
そう言いながらも、仁人は笑ってクッションを渡した。
勇斗は「ありがとう」と受け取る。
「またこういう日作るか。」
「いいね。」
「何もしないで、のんびりするだけ。」
「それが一番贅沢かも。」
「約束。」
「約束。」
二人は笑いながらハイタッチを交わした。
「よし、夕飯どうする?」
「出前?」
「いいね。」
「じゃあ今日は思い切ってピザ!」
「また勇斗のテンション上がるやつだ。」
「もちろん!」
リビングには二人の笑い声がいつまでも響いていた。
𝑒𝑛𝑑
コメント
1件
読了しました🍀 タイトルが「第1話」だけだから最初は静かな日常回かなって思ってたら、距離感の詰め方が本当に絶妙でした……「嫌じゃないけど」「近い」のやりとり、仁人が照れてる感じがすごく伝わってきて、ドキドキしました。 「何もしない贅沢」のとこ、重すぎず軽すぎず、すごく沁みる。 お互いを思いやってるのがひしひし伝わる1話、続きが読みたいです。藍月。さん、素敵な作品ありがとうございます🤍
322
サラ
1,722
#ドズル、ぼんじゅうる、おんりー、おらふくん、おおはらMEN
りな💫🌟
75
#へたくそだけど許して
シール好き
950