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崖の上、風がピューピューと自分を包む
その風はどこか心地よく、どこか肌寒かった
綺麗なローブを崖の端っこに畳んでおいて、
崖の端っこまで行って、目の前に光る星をもう宿る事の無い光のように、瞳の中に移す
ふわりと浮かんだ髪を邪魔くさいなんて思いながら、
「こんどはもっと、…伸ばしたかった」
短い髪を後ろに流して、
少し昔のことについて考える、
思えば、今の人生は悔いしかなかった、
縛られて、縛られて、やりたいことなんて出来なくて、こんな高いところから落ちようとしているのに恐怖心なんてなくて、
あぁ、もう
『俺は、…手遅れなんかな』
そんな事思ったってもう遅いか、…
なら、もう諦めてしまおう
海の方へと飛び込もうとする
「おい、お前何をしている?」
後ろを振り向くと、綺麗な金髪に赤目をした男が立っていた
はぁ、…
『お前、…見て分からへんのか?』
『死のうとしとんねん』
そう言うとやはりなと呟きながら、にぱっと
笑って
「なら、!_______!」
『…は?』
あの時は、頭がおかしい人なのか?と思ったが今だから言える言葉、
この人は、…______
目が覚める、…気分が悪い、
昔の夢を見てしまったから…、はぁ、…本当に…、
『…はぁ、……』
長い髪をみて、久しぶりにきるかとばさりばさりと髪をきる
青色の髪で隠されていた右目は、酷く赤色で濁っていた
左目は、どこか、…暗いような、…あの日の星を目に宿らせているようなそんな感じがした
眼鏡をつけて、前をみると、…いつもとは全く違う髪型の自分が居て、
『…これ、大丈夫かいな…』
少しパッツン味を出してしまって、凹んではいるが、まぁ昔の自分みたいな髪型だななんて、思いながらワイシャツをだして、…
『…、今日はスーツの気分ちゃうな…、』
と、どこから取り出したのかも分からないほどの紺色で星空の模様が点々とかかれているローブをはおう、フードは被らずふわりとした服を楽しむ
完全に昔と同じ、見た目だ
スっと、魔法の杖を昔みたいに取り出して、
昔みたいにふってみる、すると
きらん、と光って、
『ぇ、…ぴー君?』
がぉっ!なんて言いながら飛びついて来るぴー君をただ、…ただ抱きしめた