【俺の分まで生きて】
雨が降る日
俺は、いつも思い出す『涼太』の事を……
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数年前の雨が降る日
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いつもの道を帰っている時だった……
dt「翔太!!危ない!!」
[ドンッ!!]
sh「りょ……涼太?」
dt「………」
sh「涼太ーー!!泣」
俺を庇って涼太は
車に轢かれた………
救急車で病院に運ばれたけど
助かることはなかった………
sh「俺の…せいだ…」
ab「しょ……」
sh「俺が涼太を殺したんだ……!、」
ab「翔太」
sh「何で俺が……生きてんだよ…!」
sh「俺なんて……いn」
ab「翔太!!」
俺は口を手で塞がれた
ab「翔太、それは違う!!」
ab「翔太のせいじゃない!」
sh「俺が、!周りをよく見てなかったから!!」
sh「涼太が轢かれたんだよ!!……泣」
ab「翔太が周りを見てなかったじゃない」
ab「舘さんを轢いた運転手は飲酒運転で捕まったよ……」
sh「それがなんだよ!」
sh「俺が見てたら防げた命じゃん……泣」
ab「でも、信号は」
ab「青だったんでしょ!」
sh「………(頷く」
ab「だから翔太のせいじゃない!」
ab「『何で俺が生きてるんだよ』なんて」
ab「言わないで…!」
ab「舘さんの分まで強く生きよ!」
ab「きっと、舘さんも喜んでくれる!」
sh「阿部……俺、想い伝えられなかった……」
ab「伝えられなくても両思いだと思うよ!」
sh「えっ……」
ab「だから、年老いて」
ab「この世からいなくなる日まで強く生きよ!」
ab「そして、天国で想い伝えな!」
ab「きっと、舘さんも待ってくれる!!」
sh「阿部……俺、涼太の分まで生きよ!」
sh「涼太待っててね!」
dt〖翔太!〗
dt〖俺の分まで強く生きてね!〗
dt〖俺は、ゆっくり待ってるよ〗
sh「涼太………」
sh「大好きだよ❤️」
END
コメント
2件
阿部めめでみたいです