テラーノベル
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(そろそろ煙草吸いてー)
私は物陰に隠れる。
カチカチッ
「スーッハァー」
「うま」
「何が美味しいの?」
「ッ?!」
「え、そんなにびっくりしな、ってこの匂い」
「ぁー」
「リュカって煙草吸うのマ?」
「しかも俺が好きなモデル」
「皆には内緒にしてくれないかな?」
「良くはある、けど俺にも1本ちょーだい」
「はい」
「リュカ火、」
「あぁちょっと待って」
ローレンは私の顔をつかみ自分の方に引き寄せる。
そして私の煙草から火をつけた。
(ローレンイロアスとシガーキスまじか、)
(アクシアが好きじゃないんか?)
(てか顔良、近距離で見ても良いってバクだろ)
「ん、ありがと」
そう言ってローレンイロアスはすぐに吸い始める。
「ローレンガチか、」
いつの間にか声に出してしまっていた。
「えぇなんかじゃない?」
「誰にでもこーう言うことするのか?」
「ん?何が?」
「はぁー」
「だからそんなんなんだよ」
「え?なになになに気になる」
「てかリュカそんなキャラだっけ?」
「イロアスがそう思うならそーじゃない?」
「なんかじゃない?」
「煙草の匂い消すためになんか買って」
「じゃこれあげる」
ポイッ
「お返し待ってるわ」
「葛葉くん!」
私はローレンと葛葉の所へ行く。
もしローレンが煙草吸ってたこと言ったら嫌だからな。
「あーっとリュカか」
「リュカじゃん」
「葛葉くんさぁ加賀美さん知らない?」
話を偽りながらふたりと喋る。
「いや知らない」
「そう、ありがと!」
「それとローレンイロアス」
「ん?どうしたん?」
私はローレンイロアスの首元にあるネックレスを引っ張り耳元で言う。
「うぉッ」
「あのこと言ったらどうなるかわかってんでしょうね」
「ビクッ、そんな近づかんでもだいじょーぶ」
「そうそれならいいけど!」
「じゃあね2人とも〜!」
「ん、じゃあな」
「キャラ全然違うじゃん、笑」
「ぁあ?なんか言った?」
「いーや、なんも」
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