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私と彼女の重なり合う気持ち

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私と彼女の重なり合う気持ち

4 - 第4話 とびっきり楽しいショーを!

♥

231

2022年05月04日

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今日も私と朝比奈先輩はお弁当を食べていた。

お弁当美味しいなぁとか考えていると、朝比奈先輩が

「鳳さん、ショーっていつあるの?」

「え? ショーですか?」

「うん。 鳳さん、鳳さんのお友達と一緒にショーをやってるって言ってたでしょ?

少し興味があって、見てみたいなって思ってるんだけど。」

「えーっと、確か次のショーは今週の土曜日の午後からありますよ。」

「土曜日の午後からだったら大丈夫かな。 

でも、鳳さん達のショーって人気だって聞くから

お客さん沢山になりそうだね。ちゃんと見れるかな。」

「(うーん。確かに私達のショーは、沢山のお客さんが毎回来てくれるんだよね。こはねちゃんが前に

「えむちゃん達のショーは、混んでてちゃんと見れない時があるよね。」って言ってたっけ。

朝比奈先輩には、私達のショーをちゃんと見てほしい。楽しんでほしい。でも、どうすればいいんだろう。 うーん。 あ、そうだ!)」

「鳳さん?」

「朝比奈先輩。 確か金曜日って部活と委員会って有りませんでしたよね?」

「うん。そうだけど、それがどうしたの?」

「朝比奈先輩は、金曜日の放課後空いてますか?」

「空いてるよ。ただ、19時までには帰らないと行けないけど。」

「なら、学校が終わったらフェニランに来てください! 私、朝比奈先輩にはちゃんとショーを見てほしいので朝比奈先輩の為だけに特別なショーをします!」

「え、大丈夫なの?」

「大丈夫です! なので、楽しみにしていてください!」

「うん。 楽しみにしてるね。」



その日の放課後


「みんなにね、私からお願いがあるの。」

「えむからのお願いだったら、できる限りの事は

するよ。」

「僕も寧々と同意見だ。ね? 司くん。」

「そうだな。 お願いとは何だ?」

「寧々ちゃん、類くん、司くん、ありがとう。

それで、お願いって言うのはね、今週の金曜日の

放課後、大切な先輩の為だけのショーをしたいの。」

「大切な先輩って、前にえむが話してた一緒にお弁当食べてる先輩?」

「うん。朝比奈先輩って言うんだけどね。とっても

大切で一緒に居るとドキドキして楽しいの。

それでね、今日朝比奈先輩が私達のショーを見たいって言ってくれて。

すっごく嬉しくなって、私、朝比奈先輩にはちゃんとショーを見てほしいから、朝比奈先輩の為だけにショーをしたいなって思ったんだ。」

「えむくんの思いは、凄く伝わったよ。えむくんに

とって大切な人なんだね。

なら、僕たちはできる限りの事をしようじゃないか。

ね? 司くん。」

「勿論だ。えむ、今回のショーはお前が脚本と演出を

考えろ。 朝比奈さんと言ったか。

俺たちは、朝比奈さんの事をよく知らない。

学校も違ければ、会ったことすらない。 だが、お前は違う。 朝比奈さんと沢山の時間を過ごしている。

何より、お前が朝比奈さんの為だけにショーをしたいのだろう?

だったら、俺たちはお前がしたい事を一緒にする。

それが同じショーをする仲間というものだろう。」

「司くん、ありがとう!脚本と演出、頑張るよ!」

「司にしては、珍しく良い事言うじゃん。」

「珍しくは余計だ!」

「ふふっ、楽しくなりそうだね。」




朝比奈先輩、待っててくださいね!

絶対作りますから!


「とびっきり楽しいショーを!」




私と彼女の重なり合う気持ち

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コメント

2

ユーザー

相変わらず最高な小説だあ!!

ユーザー

お久しぶりです。 遅くなりました。 いいねをして下さった皆さん、ありがとうございます!

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