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目が覚めると、木でできた小さな家。
「アリ〜起きたかい〜」
1人の老人が入ってくる。
今全て思い出した。
僕の名前は アリス・ユアビーノ。
性別は男。ハルンという小さな村で産まれた17歳。
今目の前にいるのはアガリ爺さん。親の居ない僕を育ててくれている優しい人。
アガリ「さ、朝食ができたよォ、」
アリス「あ、うん、」
結構な歳なのに毎朝2階の僕の部屋まで来てくれる、、少し心配になるな、
アリス「いってきまーす!」
「おーはよ!」
「…はよ、」
後ろから飛びついてきた此奴はメアリ。同じ学校の親友。
そして後ろで眠そうにしてるのがルナ。
メアリ「ルナ、アリス、聞いてよ、近々噂の
アリス「その話前にも聞いて全然来なかったじゃねーかよー」
ルナ「噂信じすぎ。」
メアリ「本当なんだってばー!」
メアリは噂や、嘘を信じやすいタイプだ。
ルナ「…でも、本当に来たら、いくら私達でも死んじゃうね。」
僕達は学校で身体能力がずば抜けて高い。
だが、吸血鬼は空を飛んだり、魔法?を使ったり、身体能力が人間じゃなかったり、コウモリに変身したり。
メアリ「イケメンなんだったら殺されてもいいかもなぁ、」
ルナ「何アホなこと言ってんのよ。」
アリス「ははwメアリはほんと面食いだなぁw」
吸血鬼が近頃村を襲うという噂は、どうやら本当だったようだ。
キャー!!!
そんな悲鳴で僕は飛び起きた。
窓から外を見ると、何人かの黒い人影や、コウモリがそこら中に飛んでいる。
アリス「きゅう、けつき、」
「助けてくれ〜!」
「死にたくない!」
「子供だけでも!」
「嫌だ!嫌だ!!」
そんな声が聞こえる。
アリス「アガリ爺さん、!」
急いで階段をかけおり、アガリ爺さんの部屋に行ったが、丁度、吸血鬼の1人がアガリ爺さんの血を吸ってる所だった。
真っ青になりながら、まだ息があるアガリ爺さんは僕に言う。
アガリ「アリ、逃げろぉ、、お前だけでもぉ、いきのこるんだぁ、」
ここにいたら僕もアガリ爺さんも死ぬ。なら、ひとりでも生きて、復讐をしたい、!
そう考えて、家を飛び出した、
逃げようと走り回っていた所、
アリス「ひっ、」
ルナとメアリが血塗れで冷たくなっていた。
僕はそこから動けなくて、肩にぽん、と手を置かれて、死ぬ覚悟を決めた。
こいつらと一緒に死ねるなら、なんでもいい、そう思い、
吸血鬼に身を任せた。
なによ、愛される人生なんじゃなかったの、?最期まで、愛されたかったわよ、
前世の記憶を思い出しながら、そっと目を閉じた。
__「嫌がんねぇノ?おもしレー」
そう言いながら、長い爪を僕の首に突きつける。
今何を考えていたんだ?最期に、どうたらこうたら。
仕返しをしなければいけないのに何をしているんだ、
__「…はんのーねぇシ。まぁいいヤ。連れて帰っちゃオー♡」
アリス「は?」
こっからが、神が私に勧めた人生だった。