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気付いたらキラキラとした部屋の大きなベットに横たわっていた。
えーっと、あの後後ろにいた吸血鬼がクソでけぇコウモリになって俺をどっかに連れてったんだっけ、?やばい記憶がない、
頭いてぇ、
にしても、隣でニコニコしたこの金髪の人は誰だ?俺を吸血鬼から助けてくれた勇者とか?!
アルラ「オレはアルラ!アルって呼んでネェ♡」
いや違う。あの時俺の背後にいた吸血鬼だ。あの長い爪、あの声、俺は食われるのか、?
サルバ「アルラ、ニンゲンの様子はどうだ、……目覚めたのか、今飯を持ってくるよう伝える。」
また別の吸血鬼だ。怖い。
アルラ「ニンゲン!名前ハ!」
アリス「あり、す、です、」
アルラ「ありす、、あり、アリでいいヤ!」
アガリ爺さんが呼んでいた名前だ。
アリス「村のみんなは、」
アルラ「アァ〜、…数人地下にいるケドォ、アリが死を覚悟しタ、決定的な2人は死んだヨ。」
ルナとメアリのことか。そうか。2人は死んで、、そう考えると目に涙が浮かんできて、
アルラ「?!ご、ごめんネ、?こんなはなシ聞きたくなかったよネ、?」
案外優しいんだな。
アラレ「アァ?んだぁ?あ、ビビらなかっタニンゲンじゃねぇカ!」
アルラ「アラレ!」
アルラに見た目がそっくりな吸血鬼が入ってきた。
アラレ「案外かわイイ顔してんジャン。」
だが声と性格が全く違う。
アルラは少し高く、優しい口調だが
このアラレと呼ばれた奴は
とても声が低く、ニヤニヤとした顔でこちらを見てくる。
アラレ「…村の奴らのケン、すm」
リンリーン!!チリリーン!
遠くからベルの音がする。
アラレ「飯の時間カ、」
アルラ「アリ、立てル?」
アラレ「てめぇアリっつーノ?」
アルラ「自己紹介は後でゆっくりしよウ、早く行かないとビリーに怒られるゾ。」
アルラが俺の手を優しくとって部屋を出る。
話す隙間すら与えてくれない。
怖い。こいつらが怖い。この握られた手の先は、きっと血。殺される。
そう思いながら、たくさんの吸血鬼の元について行ってしまう俺は、流されやすいのだろう。