ut :「昔から…
お前は変わらへんな……笑。」
一人の部屋で不意に呟く。誰かに聞かれてたら相当やばい奴やと思われるやろな…
でも、
不意に言ってしまったから…
しゃーないか…笑。
エーミールも思い出したし、これで一件落着やろ〜…。
あとはアイツらに任せるか。
さてと
俺は……どうしよか…。
「お前も来てやッッ…!俺…大先生から慰めの言葉聞きたいな〜笑!」
ut :「ッッ…!?シャオちゃ……」
振り向くとカーテンが風のせいでなびいていた。
気がつくと涙が出ていた。
なんで泣いてるのか自分でも分からへんけど、自然と…ポロポロと泣いている自分が居た
頭の中は
「ごめん」という言葉でいっぱいでだった
申し訳なくて、情けなくて…悔しくて、悲しくて心配で……。自分の中で感情がぐちゃぐちゃになってしまっているのがわかる。
写真を見ると薄っすらと俺の隣に人が居る。
ut :「あぁ……ポロポロッ……」
本当は存在するはずの人間が消えかけて居る
でも
この間見た時よりは濃くなっている
少しずつ…だけど、
毎回誰かがアイツを思い出すたびに写真の人物は濃くなっていく。
だが、はっきりとは見えない……
ut :「……ホンマに、、ごめんなぁ……」
なっさけない…、情けない情けない………
なんで忘れてしまったんや?なんでアイツを苦しめたんや?俺の責任や…
全部、全部…全部全部……ッッ……。
やから…
お前に会う顔が…俺にはないねん、、どんな顔して会えばええん?……
忘れちゃってごめん、思い出したからこっちに帰ってきてくれ……って?
無責任にも程がある…
でもさ…
思っちゃうんだよね、またあの時みたいにまた名前を呼びあって、ふざけあって…トントンにまた怒られて、それから………
ut :「………」
今思い出せば、アイツとの思い出…忘れたくない思い出ばっかやん…
なんで忘れちゃったんやろか…。どれだけ調査しても調べても人の記憶を操作できる訳がない。でも、そうでもしないとつじつまが合わへんのや……。
ただたんに忘れてしまった…だけやったら、、余計に苦しくなる……。
どれだけ堅くを並べても、アイツを苦しめてしまったことに違いはない……
「ごめん」しか出てこない。
こんな軽々とした言葉で…アイツの心に残った傷が消えるだろうか…?
あのさ、、
少しだけ…お前との思い出を振り返ってもええか?……。懐かしい気持ちになりたいわ…今はこのぐちゃぐちゃになってしまった感情を落ち着かせたい…
あれは確か……
お前と出会い立ての頃やったかな……。
ut :「ういっす〜…シャオロン。会うのは初めてやね?…」
sho :「ぉ、おん……てかこの声……」
ut :「そーそー!さっき君のインカム担当やった大先生でーす。…」
sho :「大先生……。」
ut :「ん?なに〜?……」
あれ?そういやコイツ…一日だけとかじゃなかったっけ?…結局入ることになったんかな、、
sho :「大先生はさ…なんで、ここの幹部に入ろうと思ったん…?」
ut :「……ッ…そ、ぅやなぁ……」
入った理由…、、は特になくて…仲のええ友達が入ったから…くらいしか理由はない…
ut :「……特にないかな~……。強いて言うなら友達が入ったから…かな?」
sho :「ふぅん…なーんや、、つまんね~…」
ut :「……は?」
sho :「じゃさ、その友達はまだ…ここの幹部に居るん?」
ut :「……ぁ~……」
今思えばみんな辞めていったやん、、。
戦闘はキツいし、上下関係激しいし、命かける仕事やし、、。
ut :「もう、、居ないな…みんな辞めたわ」
sho :「じゃあなんで大先生はまだ、ここの幹部に居るん?」
ut :「……そんなん決まってるやん、ここが…
楽しいからやッ……。」
sho :「……ポカーンッ………」
頭より先に口が動いていた
シャオロンも僕の意外な発言に目を見開いてポカーンとしていた。
そのあと彼はくすっとあざ笑うかのように優しく微笑んで僕にこう言った。
sho :「なら…これから安心やわ」
ut :「ッッ…そ、そりゃあよかったわシャオちゃん」
sho :「ん”!?シャオちゃ…は?」
ut :「ええやん。かわええし、
シャオちゃん♡シャオちゃん♡」
sho :「きしょ……」
ut :「ぁ!ごめんって〜…」
この日からシャオロンとはこれでもかってくらい仲良くなれた…気が合うのもあったかもだけど、彼は元から太陽みたいな存在で、僕を照らしてくれた。
笑顔が似合う、明るい相方……
そんな性格やからみんなシャオロンに惹かれていった、僕もそのうちの一人
何気ない一言…
そんなシャオロンの言葉で何人が救われてきた?何人が助けられてきた…?
数えきれないほどアイツは人を救ってきたんよな……
やのにさ
僕はお前のこと忘れて、苦しめて…「死」まで追い込んでしまったんや……な、、。
こんなにお前のこと好きやのに…大切やのに…
忘れるなんて、、
相方…失格やな………
今、お前に会って謝ったらさ…許してくれるかな?また、昔みたいにあの僕が大好きな笑顔で笑ってくれるかな、、?
もう一回くらい…最期になってもええから
ut :「また、お前と話したいな………」
▶︎700♡
コメント
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うおおおおおおおおおうわああああああ!!(うるさくてすみません)
utせんせえええあえええええうわああああああああああああああああ(