昨日は久々にshkと一緒に帰った。あんな事があった後だからshkも口数は少なかったけど、分かれる時には少しだけ笑顔も見れて安心した。
今朝会った時は少し顔が引き攣ってたけど、生徒達には普段通りに挨拶を交わしていた。
kn「さてと、行くか。」
チャイムが鳴り体育教官室を出て職員室へと向かう。休憩時間が始まると生徒達の楽しそうな声があちらこちらで聞こえてくる。
kn「皆んな楽しそうだなぁー。」
と、生徒達を見ながら向かいの棟を見る。すると廊下にshkと恐らくbrであろう生徒が見える。どこかshkが足早に廊下を歩いてるのを見て俺も渡り廊下へと向かう足取りが早くなる。
kn「間に合え、、、今度こそはっ」
すると立ち止まる2人。そしてshkがbrを渡り廊下へ連れ出すのが見えた。俺は扉を開けずその場で立ち止まる。
何を喋っているかはわからないがどうやら話は終わったみたいでshkが急いで渡り廊下を出たのが見えた。
俺も扉を開けて隣の棟へ行く為に渡り廊下を歩く。呆然と空を見上げて立ち尽くしているbrはこちらに気付いて無さそうだった。
br「、、、僕キスしたかったのに。てか、卒業までお預けとか、、、無理だろ。」
その言葉に驚き俺は返事をした。
kn「、、、誰とキスしたかったの?」
brがものすごい顔でこちらを見てくる。俺は笑顔でbrを見つめた。
br「いや、、、あの、それは、、、。」
kn「、、、shkでしょ?」
br「へ!?な、何で、、、。」
kn「休憩時間ずっと会いに行ってたのって君?」
br「そうですけど、、、。」
kn「何が目的?shkをからかってるの?」
br「違いますっ!僕はただ先生の事知りたくて、、、。」
kn「噂では君がshkを狙ってるって聞いたけど?」
br「そんなんじゃないです、、、僕自身も先生に対する気持ちがどういった物なのかわからなくて、、、。」
少し罰が悪そうな顔をして下を向くbr。内容は知っているが今は言わないでおくとしよう。
kn「brも知ってると思うけど教師は生徒と恋愛は御法度。shkの事気にかけてるんなら迷惑はかけるなよ。」
br「、、、はい。」
kn「じゃ、、、。」
br「あ、あの!kn先生ってshk先生とどういう付き合いなんですか、、、?」
kn「、、、知りたい?」
わざと思わせぶりな発言をする。brは見事に動揺して表情をコロコロと変える。
kn「ははっ、shkにでも聞いてみるといいよ。」
俺はヒラヒラと手を振りその場を離れる。今頃brはどんな表情をしてるだろうか。shkにあんな事した罰だとガキみたいな仕返しをする自分に少し引いてはいるがこれぐらいは許されるだろう。俺は急ぎ足で職員室を目指す。
続く。
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