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ふと目を覚ますと…
頭が重く僅かに鈍痛がする…
そして、私はシャルルダルク様に強く抱きしめられていた。
「ちょ…
ちょっと!
シャルルダルク様!」
私は腕から抜けようともがく。
「ん…?
あぁ、もう朝か…」
そして、シャルルダルク様は私をやっと解放して、起き上がった。
私も起き上がる…と…!
ワンピースの胸のボタンが外れ、乱れていた。
「シャルルダルク様!!!」
「ん?
どうした?
朝からそんなに大きな声を出すなよ…」
「胸元が乱れておりまする!!!
どういうことが説明なさいませ!!!
もしや、私に卑猥な事を…!!!」
「……何もしておらぬ。」
「今、間がありましたぞ!!!
このエロ魔人!
変態!
スケベ!!!」
「えぇい!
男はみんなそうじゃ!!!」
シャルルダルク様は開き直る。
「帰りまする!!!」
「おぉ、帰れ!帰れ!!!」
またしてもケンカ別れする私たち…
どうしてこうなのだろうか?
しかし、私は恥ずかしさでシャルルダルク様が許せなかった。
人に酒を飲ませ、酔ったすきに好き勝手するなど…
野蛮人ではないか!?
私はシャルルダルク様の部屋の扉を勢いよく閉めて帰った。
後宮に着き部屋に戻ると、サリーが「あら、朝帰りでございますか!?何かあったのですか?(^ ^)」などと聞いてきたが、「何もない!」と答えると、風呂に入って、いつものヨレヨレのワンピースに着替えて、薬部屋に閉じこもった。
多分、抱かれては居ないのだろうが…
しかし、変だ…
私は割とお酒に強く、一杯半で潰れるなどと…
そういえば、妙に濃かったな…!
あの馬鹿王子!
絶対許さぬ!!!
私は薬草を砕く手に力が入った。
そんな中、午後になるとダーニャ様がお見えになった。
ダーニャ様は第2王子ラヒト様との子供を授かり、先月出産していた。
「ダーニャ様、お久しぶりでございます。」
「えぇ、お久しぶり。
相変わらず、調合しておるのですね。」
「はぁ…まぁ…」
シャルルダルク様にブチギレた反動だとは言いにくい…
「して、今日はどの様な御用件にございまするか?」
「えぇ、ラヒト様は私を3番目の妃として迎えたいとおっしゃっています。
そして、結婚パーティーがあるのです。
ぜひ、あなたにも出席していただきたいわ。
もうあなたの薬師としての腕前は皆の知るところ、もしものことがあった時に頼りたいのじゃ。」
「ご結婚おめでとうございまする。
私でよければ、ぜひ出席いたしまする。」
私はにっこりとそう言った。
ダーニャ様には帰り際にドクダミの化粧水をお渡したら、とても喜んでいらっしゃった。