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次の日、私はラヒト様とダーニャ様の結婚祝いの品を買う為に、街に出かける準備をしていた。
クリーム色のワンピースのリボンを結び、あとは化粧と髪か…
私はドクダミ化粧水で肌を整えて薄化粧を終わらせた。
その時、部屋の扉がノックされた。
「あら、レガット様!」
サリーがレガット様を迎え入れる。
私は髪を結いながら、「どうなさったのですか?」と聞いてみる。
「いや、用は無いのだ。
久しぶりに来てみようと思ってな。」
レガット様はソファに座る。
「そうでございますか。」
「どこかに出かけるのか?」
「えぇ、ラヒト様とダーニャ様の結婚祝いを買いに行こうかと…」
私は答える。
「おぉ、そうか。
オレも買わねばならんな。
では、オレも一緒に行ってよいか?」
「はぁ、構いませんが…」
どうも、昨日のシャルルダルク様のことがあってか、男性を警戒してしまう。
「よし!
では行こう!」
レガット様は言う。
そうして、私達は馬車に乗り街に出かけた。
「何を買うか、決めておるのか?」
「うーん、タオルなどどうかと…?
タオルは安すぎまするか?
それか…皿などどうでしょうか?」
「うーん、まぁ無難な所で行くと皿だろうな。」
「では、まず皿を見に行きましょう。
ん?
レガット様は何を買われるのですか?」
「あぁ…
オレは屋敷をプレゼントしようと思っておるから、今度で良い。」
「屋敷…でございますか!?」
「あぁ、新婚であれば、くつろぐ場所も必要であろう?」
「それは、豪勢なプレゼントでございますねぇ…」
さすがは王子だ。
そして、高級調度品店にて、皿をいくつか見ていると、王族用の馬車がもう一台店の前に停まった。
中からは、燃えるようなオレンジの髪に黄金の瞳の美しい青年が現れた。
「おぉ、ガーイルか!」
「おぉ、レガットよ、久しいな!」
どうやら、レガット様のご友人であるらしい。
私も一礼する。
「そちらの御令嬢はどなたかな?」
「あぁ、マリーナと言って、紫陽花の後宮の4位の女官で、有能な薬師でもある。」
「ほぉ?
女子の薬師か?
珍しいな。
おれはソフィアの国の第2王子のガーイルだ。」
ガーイル様が私に近づいて、私の手を取り挨拶のキスをした時、私はハッとした。
これは…黄疸…!?
「どうかしたのか、マリーナ?」
「ガーイル様はご病気でございまする…」
「は?
何を言う?
おれはこの通り元気だぞ?」
「失礼ですが、最近尿が茶色いのではありませぬか?」
「………
おれはどのような病気なのだ?
治るのか?」
「おそらく肝臓の病かと存じまする。
詳しく診断したいので、明日メイナス病院にお越しください。」