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咲希「…………」
えむ「咲希ちゃ〜〜〜〜ん!!どっかんわんだほーーーーい!!」
?咲希?「あ、えむちゃん!わんだほ〜い!!今日も元気だね!」
いつもの笑顔。いつものアタシ。うん、完璧。
えむ「うん!!あ、み〜んなにわんだほいしてくるね!!」
?咲希?「は〜い!いってらっしゃ〜い!!」
えむちゃんも気付かないんだ。
咲希「………………っ」
なに、これ…アタシ、知らない。こんな、想い…。
「…天馬さん?」
?咲希?「あっ、はい!…って朝比奈先輩!?なにかありました?」
顔を上げると朝比奈先輩がいた。
まふゆ「ううん。なんでもないよ。ただ…ちょっと悩んでるように見えちゃって。大丈夫?」
?咲希?「…はい!大丈夫です!!実は、朝ご飯食べ過ぎちゃって…」
まふゆ「ふふっ、そうだったんだね。でも、良かった。天馬さんは病弱って聞いたことがあって心配しちゃった」
病、弱…?もう昔ですよ?
?咲希?「もう元気なのでだいじょーぶです!ありがとうございました!!」
まふゆ「いいえ、それじゃあね(ニコッ」
?咲希?「はい!」
……行った、かな。あ、そろそろ教室行かなきゃ。
咲希「今日も一日頑張ろうっと」
『わんだほいってね、色んな意味で使うんだけど一番は“笑顔になあれ”っていう意味なんだぁ!!』
笑顔になあれ、ね。
咲希「…わんだほ〜い…」
『咲希ちゃん!わんわん〜?』
えむ「わんだほ〜い!!」
えっどこから…?!
?咲希?「え、えむちゃん?!どこにいたの?!」
えむ「咲希ちゃんがちっちゃく「わんだほ〜い」って言ったところからだよっ!」
あぁ、そこからか。…バレちゃったかな。
えむ「咲希ちゃん、一緒に行こっ!!」
?咲希?「…うんっ!!」
〜昼休み〜
えむ「咲〜希〜ちゃん!!一緒に食べよ〜!!」
?咲希?「は〜い!!」
お弁当を持って…よし、行こう。
志歩「鳳さんと食べるの?」
?咲希?「うん!約束したんだ〜!!」
志歩「そう、いってらっしゃい」
頷いてえむちゃんの後ろについて行く。行き先は…中庭かな。
えむ「ねぇ咲希ちゃん、やっぱりあたし聞きたい」
?咲希?「…え?」
えむ「何があったの?咲希ちゃん」
やっぱりバレてたかぁ…。言っても、いいのかな。でも、でも…!でも!!
?咲希?「…えむちゃん。ちょっといい?(ニコッ」
えむ「ほえ?」
咲希「…っていうことがあったの」
えむ「そっかぁ…」
今の素のアタシで。伝えられることを言った。
えむ「よし、咲希ちゃん!これ、アタシたちの秘密ね!!」
咲希「え…っ」
えむ「ゆーびきーりげんまん!うーそついたら針千本のーます!ゆーびきった!!」
…いっか、これで。うん、いいよ。これでいいんだ。