えむ「咲希ちゃん、放課後一緒に遊ぼう!!」
咲希「…放課後?」
えむ「うんっ!お願いお願い〜〜!!」
よく分からないけどその目でお願いされるのは反則だと思う。
咲希「分かった。だけど…このことは秘密で」
えむ「まっかせて!!あたし、ぜ〜〜〜〜ったいに守るよ!!」
なら、いいや。
?咲希?「そろそろ教室行かなきゃだよ!えむちゃん!!」
えむ「あ、え、そ、そうだねっ!!」
?咲希?「うん!!」
引かれた…?いや、そんなのどうでもいい。アタシはアタシがやらないといけないって思ったことをやるだけ。
※えむと咲希だけの時は声だけ素で顔はいつもの咲希です(語彙力皆無でごめんなさい)
〜放課後〜
咲希「それで、どこにいくの?」
えむ「パフェ食べに行くの!!」
パフェ…?なんで…別にアタシじゃなくても良かったんじゃないの?
えむ「ふんふふ〜ん♪」
咲希「…ご機嫌だね、えむちゃん」
えむ「だって、咲希ちゃんと行きた〜〜い!っていう気持ちがい〜〜っぱいあったから!!」
私と行きたいって…意味わからない。
えむ「よし!咲希ちゃん!“Green sound”っていうカフェに着きました〜!!」
咲希「Green sound…いい名前だね」
えむ「でしょ〜っ?」
えむちゃんの目はすっごくキラキラしてる。
えむ「こんにちは〜!」
咲希「えむちゃん!?」
えむちゃんは突然、ドアを開けて大きな声で挨拶をした。
店員「い、いらっしゃいませ!2名様でしょうか?」
えむ「はい!」
店員さんも慌ててる。それはそうだと思う。
店員「でしたらこちらのテーブルへどうぞ。メニューはこちらにございます。決まりましたらこのベルを鳴らしてご注文をお願いします」
咲希「分かりました!ありがとうございます」
店員「それではごゆっくり」
店員さんはお辞儀をして定位置?へ戻って行った。
えむ「咲希ちゃん、咲希ちゃん!あのね、食べたいパフェが2つあるの!」
咲希「え?」
えむ「え〜っとね、“星雲パフェ”と“流星パフェ”!どっちがいい〜?」
別にどっちでも…そう答えようとしたら、なぜかいっちゃん達と見た星空が思い浮かんだ。
咲希「…流星パフェがいい」
えむ「は〜い!」
その後えむちゃんが注文し、パフェを食べて解散した。
咲希「…美味しかった」
帰り道、ポツリと呟いた。
咲希「また今度、食べに行こうかな〜」
少しだけ、本当のアタシが出た気がする。
レオニミク『こんばんはかな?咲希』
?咲希?「えっ、ミクちゃん!?どうしたの?」
レオニミク『特に無いけど、咲希に元気が無いみたいだったから気になっちゃって』
…ルカさんが言ったのかな。
?咲希?「そっか。ありがとう、ミクちゃん!でもアタシは_」
大丈夫。その一言が言えなかった。
?咲希?「ごめん、ミクちゃん。また夜、そっちに行ってもいいかな?」
レオニミク『うん、分かった。待ってるね』
そう行ってミクちゃんが消えた。
黄昏色の空には、うっすらと星が見えた。
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