コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
――書き出し――
記録物語-R.s.༗《レェズ》メリーさんの執事
《紅糸の裁決≠死罪 編》の続きで終盤でございます!…では、続きを。作者より。
・・・瓦礫が落ち、隙間から大量に水が流水し量が増し波ができる。
……トリウィア(陛下)とミュルルを護衛しながら走るロディとブレイザーに、ミリォウを保持して走るヴァニタス。
そして、瀧奈の手を引っ張っるティファレット…
〈ドバン〉〈ドシャ〉と荒波が迫る。
…… 一般的な人間や獣の走る速度では、津波の方が速いスピードで押し寄せ巻き込まれ全てを飲み込む、水災被害はとても恐ろしい事は理解している…
瀧奈『この量の水……駁鮙で蒸発し切れるか…ありゃ無理か…』…少し考えると、
瀧奈「ん…」鹿門文集を取り出し…
瀧奈「鹿門文集…こたえよ蜥鼗[シャクドウ]!草木を榮え激流を軽減させろ…」
…呼び出したのは、振鼓が付いた縁起が良さそうなトカゲが出てきた。
そのまま蜥鼗は舞を踊る様に跳ね地面や天井に壁と四方八方に急激に草木をはやした…
〈ドン〉と音をたて蜥鼗の所に戻り消える、
その草木は流れくる荒波を一時的に抑える事ができた…が、時間の問題だ。
トリウィア(陛下)「出口は、あと少しのはずです」
2人2匹は角を左に曲がる…
ティファレット「あっ……」足を挫き転げ
…瀧奈も一緒に転げ倒れる。
瀧奈「大丈夫か……」
ティファレット「大丈夫…う…」捻挫した所が痛み、上手く走れない様だ。
〈バキ〉っと木が折れる音がし水が大量に流れ出る。
瀧奈「やべえな……捕まれ」
…瀧奈は、赤子や小動物を抱っこする様な形で軽くティファレットを持ち上げ走る…
例えるなら火事場の馬鹿力なのか。
ティファレット「え…えっ?……大丈夫?重くない」
瀧奈「あ〜、大丈夫だから…しっかり掴まれよ。ほぼ霊力使い切って もう水流止められないから」
ティファレット「う…うん……」少し何かを思い浮かべながらもしっかりつかまる。
……犬狼の如く駆け走る瀧奈、
行手は瓦礫で塞がれていて別の道を走る…
奥から火の気が感じられる程の煙が出ている、そのせいかだろうか…
〈ブー〉とサイレンが鳴り響き、
行先に非常用シャッターが降りてくる。
瀧奈「ぬぬぬ…間に合え!…」飛び跳ねる
……フリート『月光夜行…』……
…瀧奈の耳元に幻聴がきこえた、
まるで背中を押されてた感覚の様に加速し、いつの間にか移動し間に合う。
だが…目の前が、床が崩れて不安定だ…
瀧奈「マジか…行けるか…」
ティファレット「え、行くの?!」
瀧奈「行くしか無いだろ」そう言い、軽々と鉄鋼や瓦礫に石柱へと次々と飛び移り渡る…
ティファレット「うぅぅ…オwhyッsaxァッァッァ(過呼吸)……ぬ…」めっちゃ焦る。
瀧奈「おい、もう大丈夫だから…」
渡りきり、辺りを見渡し階段を見つけ走る。
瀧奈「ここを登ったら……」
〈ガシャ〉と凄い音がする。
瀧奈「…!、おい深呼吸しろ!」
ティファレット「ふぁい?」(気の抜けた声)
〈ドバァァァァ〉と突然流れてきた水流が2人を襲い、2人は水圧で押し出される…
瀧奈「うっ…ブブブブ…」…
ティファレット「んん!……ガボ…」…
水の流れが感じる…電気の無いくら水中だと上手く見えない…とても暗い深海の様な……
瀧奈『意識をたもたないと…』
〈ゴボ…コポポ……〉
誰か、泳いで…る……
???「…いた………」
……数分後……
瀧奈「ゲホゲホ……」
ベリッジ「……ぅっ…オロロロロロロロ……」吐く
……形見の様にウィッカーの着てた傀儡を少し身につけたベリッジがそこにいた。
ベリッジ「ごめん、何か別の所に着いて」
瀧奈「……いや、ありがとう…外に出れたんだ」
ベリッジ「……ん?…その子、大丈夫?」
瀧奈「そうだった……おい、起きろ…」ティファレットを叩き起こすが、反応がない…
ベリッジ「水、詰まると息できない……叩いて吐かせないと……」拳を見せ助けようとする
瀧奈「待て!どこの知識だよ、戦場か何かか…。確か、無理に水を吐かせないんだ…吐物が気道を逆流する危険があるんだ、」
瀧奈「うぅ…命第一だ!」少し嫌な思い出が過ぎるが、心肺蘇生法を行う。
1…1…2…3…4…5…5…6……と心臓マッサージをし布と手で口を囲い空気が漏れない様に人工呼吸する。
……少しすると、水を吐いたティファレットの頭を横にし安定させ少し様子を見る、
瀧奈『手慣れたな……アイツら(部員)の不注意すぎるせいで覚えたもんだ…トイレで溺れたりも…』怪異調査部のメイト達を思い出し、そう思った。
ティファレット「…ぁ…な……い……」弱々しい声で微動だに何かを言い伝えようとする。
瀧奈「ん…どうした?無理するな…」
ティファレット「た…ぁ…な…く……いぃ」手を伸ばす、
瀧奈「いぁない?……」聞き取れない。
…ティファレットは少し咳をすると、
ティファレット「そんなに汚くないぃ〜のに〜!」
ブチュと瀧奈の口にキスをする…ついでに咳をし〈ブッ〉と音をたてる……
瀧奈「……ナニしゅんじゃ〜!」…軽くおビンタし〈パチン〉といい音が鳴る。
ティファレット「い…いちょう少し意識あったんだよ…」
ティファレット「それと、さっきの所くらい目覚めのキスで、お姫様を起こすんだよ」
瀧奈「脱出する時どこか頭打ったのか……少ししたら直してやる…」
ティファレット「治してよ…頭打ったけども……」
瀧奈「まぁ……よかった、動けるなら移動するぞ……。あ、ベリッジも行こう…」
ティファレット「?…何言ってるの?」
…辺りにはベリッジの姿や形も残っていなかった。
ティファレット「ここに居るの私と瀧奈だけだよ」
瀧奈「え……」
ティファレット「……その人、知り合い?探さないとね」まるで彼を知らない様な発言をする。
瀧奈「さっきまで……」
ブレイザー「お、居た居た」
ミリォウ「君達!こっち…」
瀧奈「無事だったんだ…」
…2人は、みんなの方へ行く、
ヴァニタス「…2人だけか?他は」
瀧奈「さっきまで もう1人居たんですが……」
…今までの経緯を話すが、ロディとヴァニタス以外の全員がベリッジとウィッカーを忘れ、他は薄らと思い出せないでいる。それと、ウッドマンの名前だけ覚えがあるが…何故か忘れかけていた。
……今起きている現像が理解できない。……
ミュルル「確かに誰か居た様な……」
ヴァニタス「隠蔽された?それなら気づけたはずなのにな……」
瀧奈「一体どうやって……」戸惑い何かを握る
ロディ「…何を持っている、見せてくれぬか?」
瀧奈「コレか…」ウィッカーから受け取った少し大きなペンダントを渡す…
ロディ「小さな…懐中オルゴール時計?」ペンダントの中身を見る、
軽くネジを巻き動かすと…カチっと動き出しオルゴールの音色が鳴り響く。
町中に魔法陣が広がり色鮮やかに広がる…
ロディ「……罪滅ぼしか…悪く無い」
瀧奈「何が起きてるんだ…」
トリウィア(陛下)「数時間で未完成ながらも……この出来は恐ろしですね…」
ミュルル「綺麗……」
……ふと瀧奈はペンダントの方を見ると、時計の針は逆回転してオルゴールも逆回転している。
『ベリッジ「死を反転し生をなす。アディス…運命の輪を捻じ曲げて……」』
瀧奈「!!……ベリッジ?」気配を感じたが、やっぱり居なかった。
……鮮やかな魔法は民達を癒し魂を呼び起こす、倒れた戦士は起き上がり帰るべき家は無くとも戻るべき家族や友人に恋人へと……。
空から何か光結晶が瀧奈の元へくる…
青く光る結晶(運命の欠片)だ。
ティファレット「それ……」
瀧奈「死を反転し生をなす、運命の輪を捻じ曲げて…か、凄いな……」運命の欠片をしまう。
魔法陣は消え空は元にもどり……夜を迎える。
少し見覚えのある文字盤を空に掲げ…
星空に、流れ星が一つ流れた。
――R.s༗-作・メリーさんの執事【紅糸の裁決】編―完
ここ瀧奈達が来たこの世界は、外見は王道モノの異世界と変わらない剣と魔法にケモノとモンスターがいる場所です。
ザインゾルレンの幻滅者の1人(英雄)、破滅の勇者 アズ=ミシェル・ヴァニタスの故郷ですが昔の話にすぎません。
話に出てきた国は、
五大王国際連盟でいちょう繋がりがあり…
東の国、神聖国アテナ…
清らかで神聖な住みやすい国を目指して築き天使や悪魔も住んでいます。
西の国、法王国プロキシア…
あまり技術が進んでいない国ではすが、おもに亜人種の多い魔物国家で獣人や人魚にモンスターまでも住んでいます。
南の国、帝国メルカド…
中世紀を超えた感じの場所で、文化財のコロッセオでは種族問わずに戦闘狂や強さを求める者が挑戦をしたりも。
北の国、魔導国ルミナリア…
そこは魔道具や魔術に長けた技術の場所で主に人間やエルフとドワーフと言った人型が多いそんな所です。
中心部、王都アルスランディア…
どの国よりも若く作られた場所で、かなり多種多様な所です…亜空間研究施設で登録されていて行き来が可能で墓威も国の仕事で来ています。
……それから、アレフの秘密、ウッドマンの目的、ベリッジが隠蔽された現象は一体…
では、次へ続く→
……―後書き―……
見知らぬ場所で、彼はそこに居た。
広がる不思議な空間の中でひとり、
ベリッジ「これでいいんだね…アベル[ウィッカー]。もう…力を使い果たした…」
手に持っている心臓らしきモノはゆっくり消えていき消滅する……
何もない手をグッと握り締める。
?隠者「ふっ…まさか早速使っちゃうなんてね……それでよかった?」
ベリッジ「言ってたから…これで良かったと思う……」
?隠者「そう…で!、どうすんの?君…思いっきり彼に反抗してたし…」
ベリッジ「もう決まってる。コレも渡さない…」大鎌を取り出し身に構える…
?隠者「それはロディに正義を使わせない為に取っただけ…彼の手元に戻ったら、この先も厄介な壁になりそうだ」
?隠者「あ〜命までは取らないさ。回収させて貰うよ君の死神も…こちらの情報も」
ベリッジ「……」
〈 〉刺さる音¿ 。
・・・僕が捕まった彼をそのままにすると思った?…残念、最後までっね…神纍りの力は貴重だからさ。
?隠者「ぁ、楽しみだな……彼が見る世界ってどんなのだろう……クハハハッww…」
そう叫び 壁抜け し 消える 。
【 掌で踊る 】そんな君は哀れだ。
……場面は変わり……
既に夜を越して、瀧奈達とαメリー達は合流した…数日ぶりに会い少し落ち着く。
蒲輸送団のブレイザー、リカ、モッコ、シュリーナ、グッド、に別れを告げ…
トリウィア陛下やジョゼ国務大臣など他の役員にも感謝され勲章を讃えられた。
それと、ネメシス(霊体)とティファレットの再会を果たしたが、とても悲しいものだった…。
爻綺とアズラトは何やら会話んしている…
とても険しい顔でアズラトは何か呟いている。
……パティシナは目的を達成させたからと元の場所へと帰ってた、
ミリォウとヴァニタスは、プロキシア国の建て直しを手伝っている。
医師であるペスト&ジャックザは2国を行き来し怪我人の治療など色々と働いている。
リナ&真一&バディは、墓威の言いつけ通りに…そのまま調査など遂行する様だ。
仁児は、墓威が不在の報告を校長室にいる秘書であるロアさんに仕事の手続きを行う為に元の世界に帰った様です。
アレフは、無理してそうだった…片目に眼帯がつけられていて怪我をしたのだろうか。
……集められた小生 達は、アレフがきた場所であろうバックルーム(バックヤード)に行く事になった。
わかってた事だが、向こうの世界である人も連れて行くのは確定してあった…。
・・・蛇足(オマケ)・・・
――王都の高級ホテル――
大きな風呂場で1人…仰向けに浮いている。
瀧奈「……心臓…』胸に手を当てると、鼓動が2つ同時に動く感覚がある。
疲れていたのか…そのまま のぼせていた……
〈ゴボゴボ…〉と泡が湧き出る、
?白黒な女「ドジャーン!」水中から出てくる、
水が瀧奈に降り注ぎ溺れる…
?白銀の美少年「…おい…まさか、大丈夫か!」
瀧奈『…!息が!』
……風呂場から引き上げられる……
瀧奈「ま…また溺れ死ぬかと思った……」
?白銀の美少年「意識がもうろうするまでお湯に浸かるなんて君は何を考えてるんだ」
瀧奈「疲れてた…もので……」ふらつき目眩がする。
ミュルル「こ…これを……」瓶に入った牛乳を持ってきて瀧奈に飲ませる…
?白黒な女「彼女のとれたてよww」
ミュルル「変な事言わないでください!」
?白黒な女「ごめんね…奢りだしいいでしょ」
?単眼の子「ルベック先生は黙った方がいいと思います…」
白黒な女(ルベック)「いいじゃない、コレもエンタメなのよ サリーちゃん」
単眼の子(サリー)「怪鳥セレマ様も何か言ってあげてください、うちの先生に……」
白銀の美少年(セレマ)「全く、コレだから帝国メルカドの民は変人しか居ないんだ…」
ルベック「レディに変人呼びするなんて……でも、いいわ…天才と変人は紙一重なのだから」
セレマ「君と周りの天才を一緒にしないほうがいい……」
ルベック「お、やんのか!」
ミュルル「あわわ…」
瀧奈「あの……いいですか」
ルベック&セレマ「なに?」「はい…」
瀧奈「ココ…男湯ですよね……お2人は何故…」
サリー「ここ、特別な源泉が1つしかないので22時から共有になるんですよ…看板にも書いてありますし、3つ入り口の上に書いてあったはずです」
瀧奈「……」
……数時間前……
ベネット「文字が読めない……わからない時は真ん中を選ぶが1番ですね…」瀧奈を支えながら歩く
……数分前……
ベネット「お腹すいたな……」お風呂を出る
瀧奈「…あぁ」
大きな風呂場で1人…仰向けに浮いている。
……現在……1時間以上もいた様だ…
ルベック「置いてかれてるわね…」
セレマ「それに、気絶の間違いなんじゃ」
瀧奈「………」
サリー「何か、ドンマイ…」
ルベック「気を落とすな、男1人に女1人…後、嫌味1人……客がいるならマジックショーでもやってやるさ」
セレマ「浄化させるぞ…オマエ」
瀧奈「ん?……」セレマとミュルルの方をみる
ミュルル「……?」瀧奈の方を見る
瀧奈「…え、男の子だと思ってた……」
ミュルル「ナ!……」(落ち込む)
ルベック「ゼハハハハ…」
〈バン!〉と扉が開くと…
ハイエナの清掃員…「静かにご入浴くだい……隣まで聞こえてる様なので、ご理解くださいぃぃ」
清掃服を着ずに帽子だけ被った…半裸姿のハイエナ(獣人)の清掃員[バイト]がやってくる…
サリー「あ、ごめんなさい」
瀧奈「あ…え?……スミマセン…」一瞬戸惑う…
ルベック「…おぉ……ビッグボーイ」もっこりをガン見している…
ミュルル「エレナお姉ちゃん!」
エレナ(ハイエナ)「あ、ミュルル〜…ん?何でここに居るんの?」『勃起が止まらん』彼女のアソコはゴールデンカムイになっていた。
ルベック「興奮しちゃうじゃないか…♠︎」
〈ズバァァン〉脳裏に走る…
セレマ「我が名で命ずる……聖なる精霊よ高貴な光で天罰をくだせ…」精霊魔法を使う…
……〈 嗚呼 〉…風呂場の外でも聞こえる……
ベネット「何⁈怖い…声した」箱の中に手を入れようにも入れられない…
トム「全然、ダイジョーブ!…レッツ〜エンターテイメント〜♪」
αメリー&ジャンヌ「頑張れ〜」
オグリ「……」←箱の中に入れられている。
オグリ『誰の手?…なんか冷たい…』
―後書き&蛇足―完―