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四話 髭男とアラフィフ
ユキヤが辿り着くとそこにはお返事が書かれていた
“こちらこそお返事ありがとう
私も驚いています
良かったらあなたのことをもっと教えてくれない?”
ユキヤはパッと頬が赤くなる
「えっ…そ、それって…僕のこと…えぇぇ〜!!」
舐塚隆二より♡という文字は何者かの手により消しゴムで消されていたため ユキヤは隆二がここに来たことすら知らないまま浮かれている
「どうしよう〜 何書いちゃっかな…でも…あなたのこと知りたいって言ってくれるってことは…僕も聞いちゃっていいはず…!」
“僕も君のことが知りたい”
だがユキヤはペンを握る手が次第に震え首筋まで赤くなる
こんな言葉は人生で1度も言ったこともなければ書いたこともない
(恥ずかしすぎて死にそう…もう無理〜…!)
でもここで無難な返事を書いたらつまらない男で終わってしまう
そんなの絶対に嫌。
ユキヤは最後に小さくうさぎのゆるふわな絵を描きその場を後にした
───
タッタッタッ
廊下を青髪の髭男と、赤髪の小太りのアラフィフ顔が走っていた
「あの…ホントに書いたんですか?」
「書いたって!”こんにちは”って! ほら!…ってあれ!?返事が書かれている!」
髭男は中腰になり文字を見る
「どれどれ〜?”僕も君のことが知りたい”…へぇ 良かったじゃないですか!返事あって!でも多分相手男ですよ 」
髭男はケラケラと笑い隣の男を見上げる
「なんだよ野郎かよ…!……ん?あれ でもこのうさぎなんか見覚えが…って…このうさぎ…小根咲じゃねぇか!!」
青髪の男はうーんと顎下に手を添える
「でもこれなにかの続きっぽいですよ?だって波和原さんは”こんにちは”しか書いてないんですよね?それでいきなりこのお返事おかしくないですか?」
「確かに…」
波和原は妙に納得したような顔で眉を顰める
「だとしたら他にも書いた人がいるかもしれませんね…」
髭男はそういいよいしょと立ち上がる
「ま、どちらにせよ 生徒の恋愛にはあんま関わんない方がいいですよ オジサン」
髭男こと───鳥羽 久太郎はヒラヒラと手を振り立ち去っていった
コメント
1件
読んだよ〜!!😭💕 ユキヤの「僕も君のことが知りたい」って書くときの照れ方が尊すぎて悶えた…!!ペン握る手が震えて首まで真っ赤になる描写、エモすぎて何度も読み返したよ…!最後のうさぎのゆるふわ絵も可愛すぎでしょ🥺 そして髭男たちが「このうさぎ…小根咲じゃねぇか!!」で繋がるオチ、痺れた〜!!続きが気になって仕方ないんだけど!!
白色もか
79
38
👸( '-' 👸 )ヒメチャン
95
#オリジナルストーリー