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大草原のド真ん中。そんなところに飛ばされ(?)現状、何も出来ずに棒立ちするしかない郁人。
「えーと。ここは異世界?それとも天国?地獄かな?」
何を言っても返事が返ってくることはない。
しかし、郁人の体に影が全身を覆う。
上を見上げれば飛んでる生き物が、周りを見れば、先程まで居なかったはずの動物達が現れた。
(どーいうことだ?てか、なんだあの飛んでる奴は…俺は何すればいい?…てか何も出来ず死ぬんじゃね俺?)
色々なことを考え尽くして、最善の結果。
「動こう。」
足を動かして歩く選択肢を取った。
数時間が経って、どれほど歩いたかも分かんない。目印も立ててない。
しかし、わかったことがある。
「腹が空かない。疲れない。歩いたおかげでそんなのが分かったぞ。」
そう。疲労を感じない。お腹も空かないのでご飯を食べる必要が無いかもしれない。
ご飯に関しては空かないだけで食べなければ死ぬかもしれないから油断出来ないと判断した。
「それで?疲労がないだけで、俺は何もすることないし、草原から抜けれねぇんだけど?」
彷徨い、歩き続けた結果は出たものの…結局、今必要な問題が解決出来ていない。
「もう…**森とか作られたり**したら木材が取れるのに……」
少し愚痴を零しながら再び歩き始めた。
大きく広がる大草原を歩いていたら、森が横に現れた。
「お、もしかして草原を抜けたか!よっしゃ!」
森の1部を見て喜ぶ自分だったがふと我に返り、恥ずかしくなり誰もいないはずだが人が居ないか確認してしまった。
(しかし、急に森が出てきたか。それほどの距離だって言えば簡単だけど違和感がある……横に森があるが、前を見れば綺麗に草原……後ろも大草原なのにここだけ森…か。)
暫く考えてみたが、まとめることも出来なく、思考を放棄した。
「家を建てるか!」
でも、木材を取るために必要な斧がない。はたまた困難に陥って大草原の方を振り向く……
そこに広がるのは1軒の立派な家だった。
「・・・・・は?」