テラーノベル
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やらかした
思いっきりやらかした
目を開けたら時刻は16:30
約束したのは12:00
目の前には約束相手のめめ
ソファで仰向けで寝ている俺の上にのしかかって寝息を立てている
ちっとも連絡が取れないおれを心配して、合鍵で入ってきたのだろう
今日はめめと、久々に外でご飯を食べて買い物をする約束をしていた
家を出るまであと少しだけ時間があるし、と思ってソファに寝転んだのが失敗だった
瞼が落ちかけてきて、ヤバいなと思ったのも束の間、あっという間に寝てしまった
「めめ!めめ!おきて!」
「んっ!んぁ?……あ、翔太くんおはよう」
「ごめん、めめ、おれ…」
「ぐっすりだったねぇ、ふふふ」
「お前、忙しいのに、約束してたのに、ほんと、ごめん」
「落ち着いてよ。大丈夫だから」
「でも……んぅ」
少しパニくりながら謝罪の言葉を紡ぐ俺の口を、めめはキスで塞ぐ
「ん………」
「落ち着いた?」
「はい…………めめ、ほんとにごめん」
「それはいいから。疲れてたんじゃない?」
「あの、今からでも、埋め合わせを………」
「別にそんなのいいよ」
「でも…………」
「ん〜、そこまで言うなら。じゃあ……」
そこまで言っためめの瞳の奥で、熱い光が揺らめく
(あ、ちょっとヤバいこと言ったかも……)
「俺のお願い1つ聞いて?」
「お、おれにできることなら……」
「大丈夫だよ、そんなに難しいことじゃないから」
そう言ってめめは、とんでもないお願いをしてきた
***
「翔太くんが自分で脱いで、俺のことも脱がせて、全部翔太くんがやって?」
大きなタレ目が、さらに大きく見開かれる
「はっ?!」
「だから、今日は翔太くんが頑張って?」
付き合って半年
普段の翔太くんは基本は受け身だ
俺の伝える好きにはちゃんと返してくれるし、夜の時間の反応だって悪くはない
だから別に不安も不満もない
それでも、たまには、自主的に動いてくれるところを見てみたいのだ
目を白黒とさせていた翔太くんは、予想通りに拒否反応を示す
「え……え……………むり!」
「お願い聞いてくれるって言ったじゃない」
「おれにできることならって言った!」
「できるでしょ。毎日服脱いでるじゃん」
「そうだけど……」
「俺の服だって特殊なものでもないんだから脱がし方くらいわかるでしょ?」
「そうだけど、そうじゃなくて!それに……」
「なに?」
「その、おれが、ぜんぶ、す、するとか、」
もともと少し赤くなっていた顔がさらに紅潮する
「なんとなく分かるでしょ〜?俺がいつもしてること思い出したらいいんだし」
「むり!」
「できるって〜!恥ずかしいだけでしょ?」
「それが無理なんじゃん!」
顔を真っ赤にして涙目になってて、もうすでに可愛いのは始まってるけど
「恥ずかしがりながらするところが可愛いから、見たいんじゃん」
「へんたい!なんでそんなこと!」
「翔太くんが埋め合わせするって言ったんじゃん」
「うぅ〜そうだけど………他のことじゃダメなの」
「俺がやって欲しいこと、これだもん」
「うぅ〜」
唸る翔太くんを引き寄せて膝に乗せる
わざと少し覗き込むようにして上目遣いをする
「わぁ!………なに」
「翔太くん、どーーーしてもダメ?」
「恥ずかしいもん………」
「俺、たまにしかお願いしないじゃん。聞いてくれない?」
「うぅ…………その顔ずるい」
「それに翔太くんが埋め合わせするって」
「うぁ…………それは、その………」
「翔太くん」
「っ〜〜〜〜、、わかったよ!!」
「ありがとう〜〜!!じゃあ早速」
そのまま抱き上げて寝室へと向かう
「え?!ちょっ!心の準備が!」
「そんなのいつまで経っても整わないでしょ」
「そ、そんなこと……」
そこから言葉は紡がれなかったから図星だろう
代わりに肩に置かれた手がぎゅっと服を掴んだ
コメント
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わぁい、むしろ🖤はがまんできるかなぁ???🤤