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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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「話を戻します」


あの後、隅々まで屋敷を見てブルゼが居ないのを確認し、ヒロユキパーティーと代表騎士はロビーに集まっていた。


それ以外、元々屋敷に居たメンバーは仲間の亡骸を棺に納めている。


後で聞いたところによると、代表騎士のナオミもこの屋敷に拾われた孤児だったようだ。


「先程の国王の通信で騎士団と連絡が途絶えたと言っていました、ギルドのポータルが起動していないとも」


「あぁ、だからあたし達が起動してやらないとね」


「はい、そして援軍を投入してもらうのが最優先事項でしょう」


「……」


「クリスタルドラゴン討伐の時を思い出してください!みんなで力を合わせればきっと何とかなります」


「クリスタルドラゴン討伐はミーも聞いてるよ、もしかしてアニキも居たの?」


「ジュンパク、よい質問ですね、参加してます!」


「流石アニキ!」


実際はボロボロになってほとんど参加してないのだが……というか参加したとしても物資運んだりしてるだけだったが……


「それに騎士団以外の援軍、つまり冒険者の援軍を一気に集めるのも視野に入れましょう、ポータルを開けば他の町や国から来るでしょう」


「ミーも賛成だけどそれ相応の報酬が必要と思うけど?」


「そうですね……お金が1番効果的でしょう、ナオミさん、国王と交渉できませんか?」


「任せな、国王も今回の件はかなり重要視してるからね、それこそ災害レベルの報酬が支払われるさ……あ、そうそう」


ナオミはある事を思い出す。


「災害で思い出したがこの町には今“1人”かなり強い奴が居るよ、あたしにはソイツが死んでる様に思えない、今頃どこかで頑張ってるんじゃないか?」


「?、誰ですかそれは」


「……あ」


「ヒロユキさん?」


思い出した、そう言えばこの町には確かにアイツが居る。


その名前をナオミは答える。







「クリスタルドラゴン討伐の勇者!リュウトだよ」







その名前を聞いてユキは“すってんころりん!”と言うのが似合うように腰を抜かした……大袈裟な……


「なななななんと!?リュウトさんが!?この町に!?それは朗報ですよ!」


「……ユキ、会ってたの言うの忘れてた、すまん」


「ヒロユキさん!?何で言わなかったんですか!」


「……帰ったらお腹一杯なっててユキ寝てたし、酔ってたから俺もすぐ寝た」


「あの日ですか!次の日二日酔いでヒロユキさんが大変だったあの日ですか!」


「ちょっと待って!ミーは1人部屋だったのに姉貴とアニキが同じ部屋に居る件について!?」


「とりあえず、あたしゃ今からアレン国王と連絡取ってくる」


「分かりました、これで安心できますね、この作戦を実行すると“私は動けなくなります”から」


「え!?ミーの質問無視!?」


「……どういうこと?」


「【ファイアードーム】を私のほとんどの魔力を使ってこの“町全体”に範囲を広げます」


「……!?」


「え!?」


「流石に対象を大きなブルゼには出来ませんが、きっとこの町に居る小さなブルゼとポイ捨てされているゴミくらいは跡形もなく綺麗に掃除してあげれます」


冗談を言いながら凄いことを言っている……


「……わかった」


「流石ヒロユキさんですね、話が早すぎませんか?」


「……ユキなら心配いらない、そして俺の事も心配するな」


先程言った「動けなくなる」と言う事はユキはこれから先ついて来れないと言う事。


「ヒロユキさん……」


「……兄さんが前に言っていた……“お前を信じる俺を信じろ”って」


「私のお母さんも似たような事を言っていました!……“僕の信じる君を信じろ”って」


「あ、あの〜、一応ミーも居るんですけど……」


「ジュンパクにも期待してますよ」


「ユキの姉貴ぃ!」


「おっとハグは全部終わってからです」


「グェッ」








「では、作戦開始です!」







異世界転生したら女になった!?

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