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「赤准のことが好きなの?」
学校のある駅で電車を降りると、外の空気が肌寒く感じて、マフラーをしっかり巻きなおした。
11月も半ばになり、日中は温かくても朝は空気がひんやりしている。
もう 赤桐(あかぎり)くんは来てるかな、と思いながら、改札の外に出た時、正面に見知った人影があった。
「おはよー」
「あっ、おはよう!」
赤桐くんとあいさつを交わし、私たちは並んで通学路を歩きだした。
赤桐くんと一緒に登校するようになって、今日で10日ほど経つだろうか。
紅葉まつりの後、しばらくして赤桐くんが「朝一緒に行かねぇ?」と私を誘ってくれた。
気恥ずかしかったけど、私との時間を持とうとしてくれているのは嬉しかったから、それから待ちあわせて一緒に学校へ行くようになった。
「明日だなー、塾のやつらと会うの。2時にあのカフェに集合な」
「うん!お店見つけてきてくれてありがと*********************
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