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「――この戦いが終わったら、ヴァレナに好きだって言おうと思ってる」
以前と今のレオンについて思い返していたフィンは、そんなレオンからの言葉に固まった。
「……なんで、僕にそれ言うの?」
「っ……」
フィンの言葉に含みはなく、ただ疑問に思って尋ねただけだったが、レオンの顔には怒りにも戸惑いにも似た複雑な表情が浮かんでいた。
「お前……俺が、ヴァレナに、好きだって言っても何とも思わないのか?」
「アンタがヴァレナに自分の気持ちを伝えるのは自由でしょ」
フィンがさらりと言うと、薪を持ったままのレオンは、ズカズカとフィンの目の前まで歩み寄ってきた。
「もし、ヴァレナが俺のことを好きだって言ったらどうするんだよ」
「……」
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