コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
⚠文字下手!!設定崩壊等多々あり!!
自衛宜しく御願い致します!!
〖あと20日〗
ガチャりという音で魔理沙は目覚めた。ドアの傍には紫色の髪の少女が立っていた。
彼女のことだ、すぐに話し始めることはないだろう。早く真実が知りたかった魔理沙は、
ベッドから起き、綺麗なカーペットの上を歩いた。おはよう、早く続きを…と言ってしまいそうな所だった。うかつだったのだ。この館には、紫色の髪の少女は2人いる。レミリアと…
「…どうして…。」
真っ直ぐに腰辺りまで伸びた紫の髪、赤色ではなく紫色の目。
「どうして貴方が…ここに…いるの…?」
パチュリーは小さく目を見開き、そう呟いた。当然の疑問だ。扉を開けたらいるはずの無い人間がこんにちは…なんて、はいこんにちは、で済むはずがない。まずい状況になったな…と魔理沙は思う。よく考えてみれば、
(考えなくとも)自分の館に見知らぬ人間が居座っているのだ。驚かない人なんて余程他人に無関心な人だけだろう。どうすればこの場を切り抜けられるか…切り抜けたとしてあまり大騒ぎにされるのは宜しくない。考えていても状況は変わらないと分かっているのだが…何を話せばいいのだろうと魔理沙は考えた。彼女が何か言葉を発してくれればまだ勝機はあるのだ。それを待つしかない。…しばらくすると、パチュリーが口を開いた。
「…早く出てって。」
「どーせ、また本盗みに来たんでしょ。」
彼女は眉を寄せ不機嫌そうな顔をした。まぁ、当たり前だな。何か変なことに勘づかれなかっただけ良しとするか。
「…あっはは、バレちまったなら仕方ねぇな。」
魔理沙は、パチュリーから泥棒した本を置き去りにして、その場を去った。
誰にも見つからないようにこっそりと抜け出し、彼女は箒にまたがり、空を飛んだ。見つかりたくなかった。勘づかれたくなかった。
誰のためかは、よく分からないけれど。
見つかってしまえば、何かが、大切な何かが変わってしまう気がしたからだ。論理的な私には似合わない思考だな、と呟き彼女は自嘲した。それでも、この考えだけは間違ってないように感じた。
結局、私の病気の真実は分からなかった。