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QuartoMew
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KOKUGA
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「はいどうぞ!乗ってみて?」
あたしは言われるままに跨る。
あ、サドルの前が少し下がった?少し前に滑りそうな感じ。
「これ…」
「うん。昨日僕の自転車ではそれほどって言ってたでしょ?サドルの角度が鍵かなって」
「へぇ~サドルって角度が変えられるんだ」
「うん。さぁ試して試して」
漕ぎだしてみる。確かにいつもと違ってむずむずする感じがない。…残念に思う。
少しぐるぐる回って横田くんの横に戻る。
「これさ…元々より前を上げられる?」
「え?でもそれじゃ…」
「ちょっとやってみて?お願い」
横田くんは不思議そうな顔をしながら、それでもあたしの注文に応えるため、またサドルの下をかちゃかちゃしてくれる。
「これでいいかな?」
「ありがと!ちょっと試してくる!」
跨ると…ん!これ!いい感じ。
そのまま漕ぎ出しぐーるぐる。
いつもより強く感じる!
「横田くん、あたしこれがいい!」
「え!?そうなの?でもそれじゃ…」
「ううん。これでいいの」
「まぁ高橋さんがいいなら…」
「ありがとね!じゃあ今日の実験は成功ってことで。またね!」
横田くん、あたしの自転車をこんなに素敵にしてくれて、本当に感謝しかないわ。
だってこんなに強く…もうじんじんしてる。
前傾しなくても、普通に漕いでても!
あぁもっと漕いでいたい。
これなら更に先までいけるかも。
いつも感じてるもう少し、の先まで。
あ、じんじんを過ぎるときゅんきゅんするんだ。
きゅんきゅん、気持ちいい。
もう少し、もっと!
お腹の奥が熱くなってくる。体が熱い。
これはパンツの中に汗もかくわけだ。
んんっ!なんか…くるっ!
「くっ!ふぅ!」
びくびくっ!あっ、なに!?
ちょうど小さな公園があったので入り、自転車を停めてベンチに座る。
あ、パンツ…また汗で濡れてる。
はぁはぁ、さっきの…びくびくって…?
まだお股がきゅうんきゅうんとしてる。
今までに感じたことない気持ちよさだった。
ふわぁってして、ぽかぽかするような…
これがむずむずのゴールなのかな?
あは、脚に力が入れにくい。
だんだんと落ち着いてきた。
あれは、そうだ。登り棒に登ってる時に感じることがあった気持ちよさに似てる。
あれも気持ちよかったな。
さて、家まであとちょっと。
もう一度自転車に乗って帰ろう。また気持ちいいのを楽しみながら。
鍵を開けて入る「ただいまー」
誰もいないけどね。
部屋にカバンを置いてからトイレに入る。
パンツを下ろすと、わぁ、すごい汗。
よいしょっと座って拭く。
すごかった。あたしの自転車がこんなに気持ちよくなるなんて。
パンツが濡れちゃうのはちょっと困るけど、まぁすぐ乾くよね。
明日からの登校も楽しみだな。
「おはよう!」
「あ…高橋さん、おはよう」
「横田くん、昨日はありがとうね。自転車、いい感じだよ」
「それはよかったね。じゃあもう大丈夫だね」
ふっと目を反らす。
あれ?せっかく調整してくれたのに、反対にしてっていったから機嫌悪くしちゃったかな…
「あの…」
「はーい、朝の会を始めるぞ!席に着いて!」
あっ…
それからも、休み時間に話しかけようと思ってもすぐに男子の所に行ってしまう。
あれ?なんか…避けられてる?よし!
コメント
1件
あらあらまあまあ…わかるわかる、あのサドルの角度、ちょっとしたことで乗り心地めっちゃ変わるんだよね。主人公が自分の身体で「これだ!」って発見していく感じ、なんか初々しくて微笑ましかったわ。むずむず→きゅんきゅん→びくびくの流れとか、ちょっとエモいというか…でも最後の横田くんの態度、気になる!読んでるこっちも「えっなんで?」ってなったわ。続き早く読みたい🔥