好きです。付き合ってください
学校の屋上で彼は私にこう言った。
だけど私は彼の事を余り知らな かった。
でも、もう高校2年生だ。
流石に彼氏を作ったほうが良いと思った。
だから私は彼に、
よろしくお願いします
と言った。
彼の顔を見ると凄く嬉しそうな表情をしていた。
彼は、
ありがとう!でも、もう時間がないから教室に戻るね!
と言って屋上から教室に戻った
私は彼がいなくなると心の中で
本当にあのこで良かったのかな初めての彼氏で心配だな…
と思った。
彼の見た目はイケメンで身長も 高い。
だが、少しチャラそうに見えた。
浮気とかしないかな…大丈夫かな、こう思っていた。
彼の事を私は余り知らない。
でも、これから知っていけば、きっと彼の事を好きになる。
私はそう信じた。
次の日、彼は私のクラスに来て一緒に帰る事を約束した。
放課後、彼は私のクラスに来て一緒に帰ろうと言った。
私は約束を思い出して彼と一緒に帰った。
帰ってる途中に私は彼に聞くことにした。
どうして私を選んだの?
そう聞くと彼は言った。
タイプだったからかな〜
何故かその言葉を聞いて私は、ぐっときた。
きっと恋愛に慣れてないからだろう。
でも、ちょっとだけ彼の事を好きになった気がした。
私はなんだか嬉しい気持ちになった。
その日は彼が家まで送ってくれた。
次の日も、その次の日も、彼は私の事を大事にしてくれた。
そうする事1年、私達は高校3年生になった。
そして私達は幸せなカップルとして学校では有名だった。
でも、私のクラスの友達が
彼が浮気しているのを知って、私に教えてくれた。
私は絶望した。
彼が大好きだったからだ。
絶対に浮気しないと思っていただけど彼はしてしまった。
私はしばらく学校に行けなくなってしまい、そのまま卒業することになった。
私は、頑張って勉強して大学生になった。
大学2年生になった時、
私に彼氏ができた。
告白された時は、
どうせ、あいつと同じ事をするのだろうと思った。
でもあいつの事を、きっと忘れられるだろうと思った。
あいつと私は付き合って1年、あいつとは此処で別れた。
でも彼は付き合って2年目になった。
大学3年生になったんだ、次は別れないように気をつけよう、そう思っていた。
彼とはもう一緒に住んでいる。
毎日私が起こして、毎日私が料理をしてご飯を作る。
そうして、一緒に大学に行く。
彼は私が何かをするたびに
ありがとう。
と言ってくれてる。
あいつとは大違いだ。
大学3年生の梅雨。
私が彼と仲良く話していると、スマホの通知音がなった。
見てみると元彼からの連絡だ。
「復縁できないかな…。」
こうきていた。
あいつからの連絡を彼に見せると彼は、悲しい表情で私に、
それで君が幸せになるならいい
僕の事は気にしないで、
復縁してきなよ……!
と言った。
私は最低だ。
彼にあんな表情をさせて、付き合った理由があの頃の記憶を忘れられると思って付き合ったんだ。
私は彼に言った。
ホントにごめんね。
どうしても忘れられないんだ。
彼は言った。
全然いいよ。
僕の荷物まとめておくから、まとめ終わったら実家に帰るよ。
私は言った。
うん、ありがとう
……じゃあね。
私は泣きながらドアを閉めた。
私は急いで走りながら彼に連絡する。
「復縁できないかな…。」
『いいよ』
私はホントに最低だ。
密かに彼の事が別れても、
ずっと好きだったのだ。
そう思っていると彼の実家についた。
彼の実家は変わっておらず、
彼も変わっていなかった。
相変わらずのチャラそうな容姿
何故か心が安心したような気がする。
私は彼に今までの事を話して、彼は私の家に住むことになった
彼を連れて私の家に行くと、
ポストに手紙が入っていた。
私はそれをとり上着のポケットに入れそのまま家に入った。
彼は凄く嬉しそうな表情をしていた。
彼の話を聞くと、私が行っている大学の近くの大学に行っているらしい。
そうして私は、元彼にしたことと同じように、毎日起こして、毎日ご飯を作って、途中まで、大学に一緒に行く。
元彼とは大学で会うかと思っていたが、全く会わなかった。
きっと、私と会わないようにしてくれているのだろう。
大学3年生の夏。
夏祭りがあった。
彼に夏祭りに行くか聞いてみると、彼は友達と行く約束をしたらしい。
私も行きたかったから大学の友達と2人で行く事にした。
夏祭り当日。
私は彼より先に家を出て、
友達と集合した。
友達は大分張り切っていた。
私は友達にいろんな屋台にいかされて疲れてしまった。
友達が自販機で飲み物を買ってきてくれている間に私は近くのベンチで休んでいた。
花火が始まり、少し立つと、
私は元彼を見つけてしまった。
元彼は男友達と一緒に来ていた
元彼は私に気づいて男友達に待っててといってこっちに向かってくる。
……。久しぶり。
彼は言った。
私は彼に酷い事をしてしまったと思い出して罪悪感が湧き出てくる。
私が謝ろうとしたら彼は、
あ〜大丈夫。謝んなくていいよ
でもね…
私は、
でもね、でもねなんだろう
と思った。
彼は、
でもね、ちょっとだけ君に期待してたんだ…。
君が復縁するかどうかさ……。
彼がそういった瞬間に花火が終わった。
私は、期待、その言葉を聞いて何も喋れなかった。
やっと喋れたと思ったら、出てきた言葉は
ごめん。
の1言だった。
彼は去り際に
浴衣、似合ってるよ。
と言って、友達の方に行ってしまった。
私は泣きながらありがとう、と言った。
友達がそろそろ戻って来る。
私はそう思って急いで涙を拭いた。
友達が戻ってきた。
私は何事も無かったように
そのまま夏祭りを過ごした。
家に帰ると、まだ彼は帰ってきていない。
きっと朝くらいに帰って来るだろう。
私は部屋着に着替えている時に
上着に手紙入れっぱなしだと、思い出した。
私は着替え終わり上着のポケットに入っている手紙をみた。
手紙にはただ1言
「ありがとう」
とだけ書かれていた。
私は手紙に名前が無かったが、きっと元彼が書いてくれたのだろうとわかった。
涙がでてしまった。
私は急いで涙を拭いた。
私はそのまま彼が帰って来るのを待った。
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