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「なあ霊夢、ここに収穫はない。帰ろう。」
魔理沙が提案してくる。
私達は幻想郷に情報収集をしにきている。
自己紹介しておこう。私は博麗霊夢。この幻想郷とは違う幻想郷に住んでいる。横にいるのが霧雨魔理沙。私と同じ幻想郷に住んでいる。その横にいるのが魂魄妖夢。同じく同じ幻想郷に住んでいる。
「霊夢。調べるなら早く行きましょう。」
「ああ、早く決めてくれよな。」
妖夢と魔理沙が急かしてくる。
「私あなた達より強いの。指図しないでもらえる?」
この世界の私達は全然違う。例えば、こっちの魔理沙と私たちの世界の魔理沙はこうしてみると全然違う。
こっちの世界の魔理沙の二つ名は、普通の魔法使い。
私たちの世界の魔理沙の二つ名は紅夢の魔女。全然違う。
「ここの調査はまだしましょう。この幻想郷についてまだ知りたいからね。」
「それにしても美しいわね。この世界」
同じ世界のはずなのに、この幻想郷は広く美しい。同じ世界のはずなのに、空気が美味しい。同じ場所のはずなのに何もかもが違う。わからないことだらけだ。
「どうしました?霊夢」
妖夢が私の顔を覗き込む。
妖夢はなんだかんだ言って私の話を聞いてくれる。
「……そうね、この世界は私たちの世界は私達の世界と何もかも違うから……」
「そうだな、美しい世界だな。」
妖夢と魔理沙も同情してくれた。
我ながらいい仲間を持ったものだ。私は微笑んだ。
「でも私達の世界も十分キレイですよ…前と違って……」
「妖夢、その話をしないで!」
私は妖夢のことを怒鳴ってしまった。いえ、これは本当の殺意だったのかもしれない。私は妖夢をにらみつけた。
「っ……!霊夢……すいません…でした」
妖夢はうつ向き謝った。
「あっ」
私はやっと今の状況について理解した。
私は妖夢に本当の殺意を向けていたらしい。
「こめんなさい…!私、またっ」
私はすぐに妖夢に謝った。あのときのことを思い出したくなかったからだ。
「いいですよ。霊夢。これは仕方ないことです。昔のことを思い出したくないのはわかります。……」
「ああ、あのときのことを話すのも酷だよな」
本当に二人は優しい、いつも私を支えてくれる。この世界の私達もこんな感じなのかしら。
「そう言えば二人共、最近幻想郷の警備が厳しくなっているの、侵入する際は十分に気をつけましょう。最悪の場合、紫のおかげですぐに逃げられるけれどその分、警備がもっと厳しくなるわ。」
二人が生唾を飲む。
「さあ、行きましょう。この幻想郷を探索します。私達の目的は別の世界私達の情報を記すこと。そして、紫に渡してこの世界と………を要求します。」
私達の目的は別の世界の情報をまとめ紫に情報を渡し、他の幻想郷と………すること。
「さあ、まずはどこから探す?博麗神社か?」
「ええ。まずは博麗神社から探しましょう。でも危険だから遠くから観察しましょう。」
博麗神社の様子を調べる。
私達の世界の神社みたいにボロボロではなく、すごくキレイだ。
「何か私達の世界と差別されるみたいで嫌ね。
「!霊夢静かに」
妖夢が私の口を抑える。
博麗神社の前に色違いの私とこの世界の紫が立っている。
「えっあれって私?」
「はい。そのようですね。ヒソヒソ」
なにか話している。
気配は消しているからバレないようだ。
なにか話している。
何を話しているんだろう?
聞き耳を立てる……
「今日も見つからなかったわね。侵入者。」
「そうね。目撃情報からすると、霊夢と魔理沙、妖夢の色違いのような子たちだったらしいわ。」
「結構警戒されてるな……ヒソヒソ」
これは一旦ひいたほうが良いのだろうか?
魔理沙が言ったようにもうかなり警戒されているらしい。
ガサッ
しまった。音を出してしまった。
「!なんの音?」
「逃げましょう!」
「ああ、紫!」
魔理沙が声を上げる。
もう声を気にする暇もなかった。
「待ちなさい!」
ことのとき一瞬この世界の私と目があってしまった。
ぽかんとしていると、
「何やってんだ!急げ!」
魔理沙が私の手を強引に引っ張った。
紫の対応の速さによって姿を見られずに逃げられた。
情報1
こっちの紫と会いました。
そして色違いの私がいた。
情報2
相手は私と同じくらいの実力らしい。
情報3
こちらと何もかもが違う。
おまけ
みなさんこんにちは〜!パフェるん♪です!
皆さんこのお話を読んでくれてありがとうございます!
次回のあらすじは、霊夢たちの過去が明らかに!
ちょっとシンプルすぎた?
これからもよろしくお願いしますね♪