コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「あ…///」
自分がベッドへ仰向けになると、もう一人分の体重が乗っかる。
「仲直りとキス…一通りは済んだから、そろそろ本格的に始めないといけないな」
「…さっきのも、セックスのうちの一つじゃないの…?」
「確かに…それならそろそろ、性感帯への刺激を始め…」
「そ、その言い方なんか恥ずかしいっ…///」
「さっきからずっと恥ずかしがってるのに?」
兄としては、愛しさゆえに少しからかっているつもりなのだろうが
今の自分にはそれが過剰な辱めに感じてしまう。
「ー!///も、もう…テセウスなんか嫌い…」
「えっ?」
突発的に出た声は少し裏返ってしまい
口がぽかりと開いたままだ。
いつもの凛々しい面影を
全く感じられないその表情が見れたニュートは
満足そうにニヤリと笑うと。
「…冗談だよ♡」
と言う。
「っはぁ…ニュート、冗談だとしてもその言葉だけは言わないでくれ、心臓に悪い」
兄は安心したように止まっていた息を吐くと
目を細めて諭した。
「んふふ…ごめんテセウス」
「全く…悪い子だ」
「もうしないから、ね?」
兄の指先は、首より下…桃色の突起へと伸びる。
「え?急に…そ、それにそこ…あんまり感じたことないよっ?」
くり…と指先でひと撫でされると
「っあ///」
甘い電流が走り身体がビクンッと跳ねた。
「…これで感じたことがないだって?」
「…あ…あれ…?」
くにゅ…と押し倒されては、指先で弾かれる。
「ぁ…やんっ♡待っ…てっ♡」
身体の奥からじんじんと熱が広がり、またくすぐったいような気持ちいいような
言葉では表せない感覚に襲われて、たまらなくニュートは腰をビクビクとしならせる。
「ここまで声が出るものなんだな…?」
「知ら…なっ♡うあっ♡もうおしまいっ♡ねぇっ…んんっ♡」
抑えられない声を漏らしながら何度かそんなことを言っていると
指の動きが止まった。
「あ…」
終わっ…た?
そう思い
荒い呼吸を落ち着かせようと目を閉じる。
その直後、べろぉ…と何か熱いものが右の突起を撫であげた。
「んっあぁ!?///」
突然のまた新たな刺激に、大きな声を出した。
「ん…指より気持ちいいか?」
その様子を見ている兄の表情は、一層喜びを見せる。
「なっ…なにっひて…♡あぁーっ♡」
「舐めてみたくて、それにニュートが物欲しそうな顔をしてたから」
「そ…そんな顔してない…♡」
「それなら、身体に聞いてみた方が早いな」
ひたすらぬるぬるとその突起に刺激が与えられる。
だからといって、左が放置されているわけもなく
相変わらず2本の指先で挟まれてはこりこりと擦られる。
「っぁ…♡あーっ♡だめっ♡しないれっ♡」
「ひや…?」
「うんっ…いっ…いやっ♡もうだめっ♡」
ちゅぽ…と唇が離れると、兄の舌と自分の乳首の先端の間には、透明な糸が引いていた。
「ん…身体は気持ちいいらしいぞ?」
「そんなことないっ♡」
今度こそ刺激が終わったのだと思っていたら、
しつこいほどの刺激のせいで、敏感になりきってしまったそこにまた舌が触れる。
「ひあぁっ♡」
「そんなことない事ない、だって腰…浮いてる」
もう使っていない指先で、反り上がるその筋をなぞる。
「あ…ぅ…いやぁ…♡」
快感に負けたニュートには、もう抵抗するための言葉が見つからなかった。
「凄く可愛いよ…♡」
そして唇が離れた瞬間
脇の下に手を入れてキュッと腕を組んだ。
その様子を見て
「ぷっ…もうしないから大丈夫だぞ♡」
テセウスはつい笑ってしまう。
「わ…笑わないでよ…大変だったんだからね…」
「大変だったのか?」
「…あんまり…気持ち良くて…」
「あーもう、可愛いすぎるぞニュート?」
頭を撫でられる。
状況的に感度が上がっているとはいえ、頭を撫でられることすら気持ちいいと思ってしまう自分がもう嫌になる。
「んっ♡か、可愛くないよ…」
「恋人である僕が言ってるんだぞ?あぁ…ますます我慢できない…早く次にいこう」
次は何をされるのだろう…
朦朧とする意識の中、必死に頭を回転させようとする。
「ニュート…」
熱の浴びている上半身を起こされるや否や、
優しい声でこう告げられる。
「それじゃあ足を開いて…」
「!やっ…///」
「次は何をするか…わかるな?」
「うっ…」
直接言葉に出さなくても、わかってしまった。
落ち着いてきた鼓動が、また暴れ始める。
「ほら…」
「やぁっ…」
膝をくっつけたままのニュートを、テセウスはただ見つめていた。
いつもとは違う、妖しさを含んだ笑顔で。