……うん。なるほど。
確かに多いね。
いや、早速呪霊いるし…。何ココ。
……学校ってこんな感じだっけ。
それになんか……
「待って待って…。あの子超美人。」
「あんな子初めて見た。転校生かな…。」
スゴイ視線を集めている。
まぁ、私が美人な事は自覚してるんだけど、ここまでとは…..。我ながら恐ろしいな。
山「ねぇ、ツッキー!見た?白髪の可愛い子!」
月「見てないよ。というか山口うるさい。」
山「ごめん、ツッキー!でもね、皆んな噂してるよ。」
月「へぇ、そうなんだ。僕は興味ないからいいよ。」
山「あんな子先輩にも見たことないから転校生だよね!」
僕は興味無いって言ってんのに騒がしく話しかけてくる山口。
山「でも白い髪に青い目。ハーフなのかなぁ。ツッキーはどう思う?」
月「別に。なんでもいいんじゃない。」
適当に返事を返す。
そしてタイミングが良い所でチャイムが鳴る。
月「ほら、時間だよ。早く座りなよ。」
山「そうだね!」
はぁ…。静かになった。
「ねぇ、見た?白い髪の女の子。」
「見たみた。すっごい可愛いかったよねー。」
「だよね!あんな子見たことないし、転校生じゃない?きっと。」
「あーあ。私達のクラス来てくれないかなぁ。」
クラスの話題は白い髪の女の子で持ち切り。
先「お前らー。静かにしろー。」
先生の声かけで教室が静まる。
先「今日は重大発表がありまーす。入ってきていいよ。」
重大発表とか…メンドくさ。
そう思ってるのは僕だけだろう。
だって、クラスの全員がドアに注目してる。
多分、全員して「もしかして…あの白い髪の女の子だったり。」とか思ってんでしょ。
ドアの開ける音が教室に響く。
そして、その子が入ってきた瞬間…
「うわぁ。」誰かの声が聞こえた。
その子を見た人達も彼女の美貌に目を奪われる。
あんなことを考えときながら僕も流石に驚いた。
白い髪、白い肌、そして青い目。顔のパーツとか完璧と言って良いほど綺麗に揃っている。
『転校してきました。五条都です。宜しくお願いします。』
透き通る様な声で話し始めた。
先「分かんない所とか多いだろうから、困ってたら助けてやるんだぞー。」
先「それじゃあ、五条さんの席はあそこね。」
『ありがとうございます。』
先「……ホームルームは以上だ。」
「起立、礼。」
「ありがとうございました。」