コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ノベルに挑戦!!
⚠語彙力などありません、完全一次創作です、誤字脱字常習犯です、ノベルの使い方がいまいち分かっていません、それでも許せる懐のでかい持ち主の方は是非主の拙い文章を読んでいってくださいm(*_ _)m
幼い頃、散々言われた言葉がある
「奏斗くんうるさい!!」
「もう少し静かにして」
「空気くらいもう読める歳でしょ?」
誰しも小さい頃は言われたことがあるだろう、それか言われ慣れてもう忘れてしまった人も多いと思う、でも僕にはその言葉が嫌でも胸に深く刺さった、抜きたくても抜けない、今でも思い出すだけで息がしにくくなり世界が狭くなる、だから僕は自分の意見を出すことをやめた、もう怒られたくなかった、怒られると僕の全てを否定された気分になるから、あんなものを経験するくらいなら多少は我慢すべきだ、誰の迷惑にもならない、すると次はこんなことを言われる
「少しは自分の意見を持ってよ」
「喋らなくて怖い」
「空気読んでよね…今は喋るときでしょ?」
うるさいと言われたから黙った、なのに黙るとまた否定された、僕は少し怒りさえ覚えた、いやそれよりも悲しみの方が強かったかもしれない、勿論、相手に対してではなく自分に対してだ、分かっていた、僕が極端すぎていることくらい、僕が気にしすぎていることくらい、僕が恐れすぎていることくらい、でも、それでも、僕は思う、世の中が器用すぎるのだと、世の中の人間は上手く生きすぎている、例え悶絶するくらい憎いことや苦しいことがあっても悟らせない、なんとも感じない平気な顔をするのだろう、僕は恐ろしい、周りがみんな同じ生物に思えなくなる、人間でも生き物でもない得体のしれないナニカと認識してしまう、そうだ、僕はおかしくない、周りがおかしいんだ、そう言い聞かせた、そうしないと僕は僕自身を上手に生きれない「外れ者」と認めてしまうことだから、それだけは認めたくない、いやだいやだいやだ、やめてよ、僕は変じゃない浮いてない外れ者じゃない、
「奏斗くんって変だよね」
あぁ、そっか
僕ってこの世界からすれば「外れ者」だったんだ、
ずっと勘違いしてた、みんなは人間だった、生物だった、生きてた、気づいていなかっただけで僕が、僕自身が1番恐れてた
得体のしれないナニカ自身だったんだ
ならもういいよ、外れ者は外れ者らしく、人間みたいなお道化をしてあげる、悟られないようにひっそりと、身の程を弁えて外れ者は生きていく
そう決意したあの日から、僕は消息を経った
4月の春
友1「おいおい…俺たちもう中学2年生だぞ…」
友2「ってことは先輩だよな!!!よっしゃ!!!」
友1「なにがそんなに嬉しいんだよ…」
友2「俺1度でいいから「○○先輩!!」って後輩に言われたかったんだよな〜(笑)」
友1「はっ(笑)お前がそんな風に言われる未来が見えないね」
友2「いーや絶対俺は言われるね!!人望あるね!!!」
友1「そんなことないよなぁ?奏斗!!」
奏斗「うん、”俺”もそう思う(笑)」