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ロンドンの片田舎、電車もバスもすぐ近くにはない所にその家はある。

森が近くにあり、自然に許された形でひっそりとただずんでいる。

そこには青みがかったシルクの様な美しい髪を靡かせる拾われ者と、飄々としている変わり者の師匠が居る。

煙突があって、レンガ造りで、工房の為に家の間取りの大半を工房に当てている家だ。

「あ」

間の抜けた声は師匠のもの。

“あ”と師匠が言う時はろくでもない。

ここに来て、随分経つ。世話にもなってる。

でも、それはソレ。これはコレ。

「……なんですか、そのマイナスな現象を前にした人間のリアクションは。はあ、それで、何をやらかしたんですか?謝るくらいは一緒にしてあげますから」

本当に、偉大な人なのか怪しい時が多々ある様に見受けられますね、私の師匠は。

もはや日課となっている師匠の作るよく分からない商品の納品書を作る手を止めて師匠の元へ行く。

「ま、待て!まだ失敗じゃない!というか、師匠にもっと期待しろ!」

「師匠への尊厳は、出会って1月で消えたじゃないですか、いやだな」

ハハハ、とから笑いすれば師匠は四つん這いになって、崩れ落ちた。

冷ややかな目で一瞥して、腰に手を当てて、仕方ないから聞いてあげる。

「で、何やったんですか」

「創成に使う液、切れそう」

師匠は錬金術師というものらしい。眉唾物だと初めは侮っていたが、実際に目の当たりにすれば奇跡の技のように思えた。

そして、錬金術の事はあまり教えてくれないけれど、どうやらこの錬金液というものが無いと錬金術は行えないらしい。

「……なんで、もっと早くに言わないんです!ソレを確認できるのは師匠だけなんですよ!ああ、もう。今特に依頼受けてないですよね?」

「ああ、うん。でもぉ、」

「おっと、どうしたんです、歯切れが悪いですけど」

師匠が私と目を合わせてくれなくて、寂しくなっちゃいました。だから目を合わせるために、優しい微笑みで師匠と目を合わせます。

髪を鷲掴みにして、視線を合わせます。

目を見て、話す。人としての基本です。師匠に教わったことでもありますから、実践しないと行けません。

錬金術師ティアのつくる話

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