TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する





──とある、‪”‬異世界‪”‬でのお話。

sha「おい、その程度かー?」

nk「なわけないでしょ、こっから」

sha「そうこなきゃ」

とある、隣国同士の総統達。

2つの国は敵対していて、総統2人だけで殺し合うことも珍しくない。

そう。

これは訓練なんかじゃない。

単なる殺し合いなのだ。

お互いのことが大嫌いな、総統2人の。

sha「っはー…ちょっとキツくなってきたか」

nk「やっぱりシャークんもまだまだだね」

「来世に期待したら?」

sha「それはこっちのセリフだ」

弓を引かれても、避ける。

ナイフで切りかかってきても、避ける。

終わりの見えない戦いだ。

お互い傷1つ付いていない。

数時間と戦っても。

終わりは側近が迎えに来た時だ。

今まで何十回やったか。

側近の方が呆れてるくらいだ。

br「シャークん。そろそろ終わり」

sha「はー?まだまだなんだけど」

br「まだ安静にしてろってきんときに言われたでしょ…」

シャークんの方はついこの前…いや、しょっちゅう大きめの怪我をしている。

sm「Nakamuも終わりだ」

nk「別にいいでしょ、もうちょっとくらいやらせてよ」

sm「はー…またきりやんに怒られるぞ」

「傷は付いてないといえ、Nakamuは体が弱いんだから」

Nakamuの方は生まれつき体が弱い。

そう、どちらも何かしらデバフはかかっている。

お互いその事は百も承知だ。

それでも気にせず、毎日のように。

厳密には1週間に4日ほど。

nk「…仕方ないな、今日はここまで」

sha「つまんね、ま、また明日な」

nk「ん」

そうして解散する。

それでも、それぞれのデバフは大きい。

怪我が余程大きければ、傷口が開いたり、更に酷くなったり。

体が弱いから、動きすぎると咳は勿論、更に状態が悪化することも。

勿論それぞれの側近や医師、兵士でさえ止めている。

だが相手は総統。

勝てる訳がなく、そんなの気にしないと言った顔でまた立ち向かっていく。

…戦闘後のNakamu達の様子はというと。

nk「あ‪”‬ー…めっちゃ動いた…ッごほ、」

sm「Nakamu!…だからあんま動くなって言ってんのに」

nk「いいの、俺がやりたくてやってんだから」

「…それに、そのうち俺が本当に動いちゃダメな時には、お前が止めてくれるだろ?」

sm「それは‪…そうだけど…」

nk「だからいいじゃん」

「そうなったらシャークんに伝えてよ、もう戦えないって」

sm「……」

スマイルは何も答えなかった。

いつかNakamuがそんなことになってしまうのが辛いのだろう。

Nakamu本人も、そうなることは分かっている。

でも、好きなことをやり遂げたいの一心で。

nk「まぁ、とりあえずきりやんのとこで今日の診察してもらお」

sm「…そうだな」

「また怒られるかもだけど」

nk「ちょっとー?w」

こんなに楽しくしていられるのもいつまでか。

Nakamuはいつか自分が寝たきりになる。そんなことまでは把握している。

自分のことは自分が1番わかってるんだから。

…その頃の。シャークん達の様子。

br「シャークん、本当に大丈夫なの?その傷」

sha「大丈夫だって、Broooockは心配しすぎ」

「今更傷口が開くくらいで何も思わねーよ」

br「…向こうも体が弱いからいつか戦えなくなるし」

「シャークんも今までよりもっと大きな怪我したら戦えないからね?」

sha「そんなんわかってるって」

「だから今のうちにやらせてよ」

シャークんがそんなに怪我をする理由は簡単。

訓練して、Nakamuに本気で勝とうとしていること。

もう1つは、任務先で。

Nakamuには傷1つ付けず付けられず。

それはお互いが強すぎるから。

でも任務先では、少々油断することが多々あり、それで傷をつけられてしまう。

br「…本当に気を付けてね」

「任務の回数もちょっと減らしとくよ」

sha「そんなんしなくていいのに」

br「いいの」

「シャークんが何も出来なくなるくらいなら、今のうちでしょ」

sha「…まぁそうだな」

骨折は何度も経験している。

今まではほとんど全治するのには期間が短いものばかりだった。

でも、中には全治に1年以上前もかかるものもある。

その場合には、本当に安静にしていないといけない。

…それでも、好きなことやり遂げたい。

br「さてさて、それじゃあきんときにどうなったか診てもらいますか〜」

sha「えー…」

「めんどくさいんだけど」

br「駄目」

sha「…ちっ」

br「舌打ちしないでねー?」

「ほらほら行くよ」

sha「しゃーねーな…」

2人とも医師は必須。

病弱で、怪我人で。

それでも、やりたいことはやる。

我儘な総統2人。









𝒏𝒆𝒙𝒕↪

二つの光は照らされて

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

223

コメント

4

ユーザー

デバフありながらも戦うの戦闘狂だ… 絶対仲良いやn

ユーザー

流石喧嘩組だ...すこすこのすこですわ(???)

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚