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それは、いつもの日常だったんだ。
ミーンミンミンミンミン
蝉の声がいつものように響いた。
そして、美良がぼそっと言った。
「暑いしアイス食べたいね」
それに続き真弥が言った。
「でも金持ってないよ〜」
俺たちは学校の帰り道だから金を持ってるはずがない。でも俺は母に持つよう言われているから持っていることを2人は知っていない。
チャリン
「あっ」
2人の視線が一気に俺に向いた。
「あんた!!金持ってんじゃぁん!!」
「奢ってよ〜」
はぁ、、これだから教えたくなかったんだ。
「ったく しゃーねーなどこ行くよ?」
2人が声を揃えて言った。
「アイス屋!!!」
アイス屋に向かってる時もセミは鳴いていた
美良が言った
「じゃんけんで負けた人買ってきて!!」
「はぁ·····」
俺は小さくため息を着いた。
じゃんけんポン!!
真弥が言った。
「え〜負けた、、、」
「行ってらー」
それが
最後の会話
だとは知らなかった。
数分後
美良が口を小さく開いた。
「遅くない?」
ミーンミンミンミンミン
いつまでもセミは鳴いている。まるで今の俺たちのように。
もう何時間経っただろう。
未だに真弥は帰ってきてない。
「真弥?」
美良が言った。
でもそこには何も無い。