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うわ最高…🤦🏻♀️ まきぴよさんのこじなべは素直でまっすぐなこーじと素直じゃなさすぎる可愛いしょっぴーがいいバランスで好きです🫶🏻
健気なこーじ🧡ガソリン入って良かったね🥺 まきぴよさんのしょぴ、素直じゃないけどいじらしいとこがいつも最高に可愛い💙
触れるだけと思われた唇から、予想外に舌を割り入れられ、強引に深くなっていくキスを力ずくで拒んだ。
💙「……っはあ。もうしないって、言ってなかった?」
🧡「してもうた」
💙「なんなのお前ほんとに」
🧡「俺と付き合うてよ、しょっぴー」
💙「だから俺は」
🧡「付き合うてる人おるん?」
💙「いや」
🧡「じゃあ、好きな人おるん?」
💙「いや…」
🧡「そんなら」
💙「出家するかもしれないから」
俺は訳のわかんないことを言って、また康二から逃げた。
俺は人に好き好き言われるのが好きだ。
耳から甘い言葉を囁かれると、気持ち良くていつのまにかその人のことを大好きになってしまう。
デビュー5周年を迎えてすぐのインタビューで、愛するより愛されたいと自分が言ったのを思い出した。
毎日毎日、康二から好きの乱れ打ちを受けていたら、勘違いだったら嫌だなとか、本当に俺だけに言っているのかなとかそんな種類の不安がいつのまにか自分の中から消えているのに気づいた。
そして、今逆に大きな不安になっているのが、康二はいつまでも俺を好きでいてくれるのかな?という一番最後の、一番厄介な不安だった。
舘にそれとなく相談してみたら、それは翔太の努力次第なんじゃないのというわかりやすくも当たり前のアドバイスを貰った。
💙「努力って何だよ」
❤️「たまには自分から気持ちを伝えてみるとか」
💙「なんで俺がそんなことしなくちゃいけないんだよ」
❤️「康二はほんの1の好きを100の好きで返してくれると思うよ」
💙「え、俺、康二って言った?」
❤️「康二の話でしょ」
💙「…………」
幼なじみってやつは、これだから食えない。
❤️「たまにはガソリン入れてあげないと、いくら好きでも息切れするかも」
💙「わかったよ。……このことは誰にも言うなよ」
❤️「はいはい。素直になりなよね」
💙「あのさ、康二」
家に行くと何をされるかわからないので、敢えて控え室で二人きりになるタイミングを狙って、俺は康二に話し掛けた。
🧡「ん?」
💙「あの、お、俺さ」
🧡「しょっぴー?」
💙「康二のこと……」
康二の目が輝きだした。俺は目を瞑って、思い切って言った。
💙「嫌いじゃ……ないかも」
語尾は康二のハグでかき消された。
好き、はやっぱり言えなかったけど、耳かき一杯分の「好き」をガソリンにして、康二は今日も俺のことを好きと言う。
おわり。