会話しかない
スタート
〜Re side〜
Re「また誰かいるよ」
kanata「従者的なアレじゃない?」
?「引き下がってください」
鈴「お断りします。というかどなたですか?」
來々「……來々と恋…”双子”です」
※來々
鈴「そう……」
恋「名乗ったからそちらも名乗るべきでは?」
※恋
鈴「姉さん」
ベル「うん、お前ら先行っとけ」
kanata「はぁーい」
恋「行かせるわけないでしょ《*アルームエペ* 》」
ギュル
ジャキッ
バキャ
恋「⁉︎」
鈴「《*魔鈴天塞*》」
末吉「任せたー」
緋翠「ノリかっる」
タタタタタ
恋「緋翠くん………」(小声)
來々「あんた達一体なんなのよ!」
鈴「私は鈴、姉はベルで貴方達と同じく『双子』です」
〜ベルside〜
ベル「鈴、なんで私たち?
鈴「歯には歯を理論」
ベル「なるほど、双子には双子と」
鈴「そうそう、まぁあの子達双子じゃないと思うけど」
恋「双子なの‼︎私たちは双子なの!たかが10何年しか一緒にいないのに、私たちの連携に勝てると思わないでよ!」
※恋は17歳
ベル「まぁどっちでもいいけど」
鈴「姉さん、わたし緑髪の子の方相手するね。連携されなさればいいでしょ」
ダッ
ベル「おけ」
恋「あの子馬鹿なの?」
ベル「は?」
恋「來々は実態がない、死んでるの。幽霊だから魔法も物理も効かない。それくらいわかってそうだったのに來々の方に行った。理解してない奴がする行動だよ?どうしてあんなに馬鹿なことするの?あなたの妹異常じゃない?」
ベル「何か考えがあるんでしょ、それと私の妹のこと馬鹿にしないで」
恋「あの子來々のこと馬鹿にしてるとしか思えない。あの子が來々に勝てると思わないでよ」
ベル「あ”?」
恋「事実でしょう?」
ベル「死ぬか?お前」
恋「⁉︎」
ベル「なんだよ」
恋「なっ、なにしたの⁉︎急に、君の圧が……魔力量が…」
ベル「は?」
ベルの能力《鈴の舞う夜に》
・身体能力と魔力量を一時的に増加させ威嚇などにも利用できる
・彼女の怒りが天に昇った時に解放される
・基本妹に関することでしか発動できないしなんなら本人は発動に気づいてない
〜恋視点〜
私は昔からぼーっとしてることが多かった。ずっと上の空で親の話なんかまともに聞いてなかった。そして周りには見えない何かとずっと話してた。多分お化け。
恋「今日ね、友達に悪口言われた」
幽霊「ソンナの友達じゃナイ」
恋「そっか……」
話してた子が成仏とかでいなくなったり、私の親のせいでお祓いされたりでいなくなることが多かった。私は人間の友達いなかったから來々が現れた時はいなくならないように気をつけて、そしたらいつのまにから來々に依存してた。
恋「今日はね…」
來々「ずっと見てたから知ってるよ、呪い殺すね」
恋「ほんとに?」
來々「うん、任せて」
恋「ありがとう」
自分の周りの人間がいなくなっていったから、私を恐れて人が離れていって、それで來々に依存するって負のループに陥った。でも私は來々といることが何より心地よかったから離れようとしなかったし、向こうも私のところ以外に行こうとしなかった。
一時期來々と二人で過ごしてたら今のご主人様が目の前に現れた
?「君たち人間嫌い?」
來々「うん、嫌い、なんで?」
?「君たちのこと、助ける」
來々「は?」
?「人間滅ぼそうと思ってるから、一緒に来たいなら来て」
恋「來々、どうする?」
來々「いく、ついていくよ」
?「じゃあおいで」
〜鈴side〜
鈴「《*鈴譜彗星*》」
バシュ
來々「……どうせ当たらn」
トッ
鈴「《*肉体整形・具現化*》」
ドパン
來々「⁉︎ゲホッ…」
來々「なんで……うち……攻撃通らないはずじゃ…」
あの子は幽霊だから、普通の攻撃じゃ通らない。だから強制的にこの子の体を具現化する。具現化の方法はかなたくんの持ってる本に書いてあっただけだけど。まさか一発目で成功するとは思わなかったな。
鈴「とりあえずあの子から引き離すためなだけなので威力はいつもの10分の1くらいですよ」
來々「あれで⁉︎」
鈴「え、はい」
來々「化け物!」
鈴「幽霊が言わないでください⁉︎」
確かに、私は自分で魔術試したり、普通の人がしないようなこと平然としたりするから普通の女の子ではないかもしれない。けど本物の幽霊に化け物呼ばわりされるのは望んでない。というか化け物だなんて呼ばれたくない。
鈴「まぁ、あなた達がテレパシーでも使えるのなら別ですが……、これで連携は取れないと思います」
來々「うちのこと舐めんじゃないよ…」
〜來々視点〜
生まれる前にから生死を彷徨うことが多かった。母親のお腹の中で何回も心臓が止まったらしいし、生まれてからも病気にかかることが多かった。1回癌になってほとんど死んでた時もあった。でもいろんなことしたいって気持ちだけで生きてきた。15年もよくその感情が消えなかったなって。うちの享年は15年、風邪拗らせて肺炎になって、治療が遅れて死んじゃった。誕生日の次の日だった。
でもいろんなことしたいって未練が残ってたのか、幽霊になった。正直いろんなところに行けるようになって嬉しかった。体も痛くないし、迷子にもなるけど迷子なんて経験したことなかったからそれすらも楽しかった。お化けが見えるって女の子と友達になれた。その子がうちに依存して、双子みたいにした時は驚いたけど。
今のご主人様に話しかけられた時は、最初は半信半疑だった。だけど、人間が嫌いな親友の役に立てると思ってご主人様についていった。
おわり