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俺とエミさんはともに俺の部屋へと向かう
気になっていたことを、俺はエミさんに聞いた
tn「一つ、聞いてもエエか?」
em「はい」
tn「昨日の俺って、どんな感じやったん?
…まったく記憶なくてさ。」
em「昨日の、トントンさんですか?
……えっと」
em「素直に言えば
…怖かったです。とても。普段のトントンさんではなかったです」
tn「怖い?
……今は?怖いか?」
em「フルフル
怖くないです。いつもの、優しいトントンさんです」
tn「そっか…だから、シャオロンも敬語使ってたし
……みんなも、俺の方見てたんだな」
em「昨日はグルッペンさんも、すこし怯えていたぐらいなんです
…もとに戻っているようでよかったです。お疲れなのなら、休暇を取ってもいいんですよ?」
tn「大丈夫や
最近、戦争多くなってるし、昨日も、一つ国が滅亡したんやろ?ゆっくりしてられへん」
em「そうですか…
でも、本当に気を付けてください。会議の件もそうですし」
tn「わかった
……着いたみたいやな」
俺は、そっとドアノブに手をかける
ゆっくりとドアを押して入る
em「お邪魔します……」
エミさんはそう言う
まるで、俺の部屋じゃないみたいやな…
違和感しかない
ずっとおった所やのに……
なんでやろ?
em「先程言っていた….
血が付着した衣服というのはどこでしょうか?」
tn「あぁ、これやで」
俺は、朝に脱いだものをエミさんに渡す
エミさんは少し衣服をじーっと見つめていた
tn「部屋は全然見てくれて構わへん」
em「……そうですね
書類を拝見してもいいですか?」
tn「コク」
em「カサッ」
エミさんは衣服をおいて書類を手に取った
俺はエミさんの横でベッドに座り込む
tn「はぁ……」
なんで記憶とんでるんやろうな
エミさんは怖いっていってたし
仲間を怖がらせるなんて、最低やな…
em「…いつものトントンさんが書いているのと同じような内容ですね」
tn「そっか…
ッ!ズキズキ」
また頭痛い……
なんでや?
これも、記憶がとんでるのになにか関係があるんやろうか?
うーん…
em「大丈夫ですか?
体調が優れないようでしたら、しんぺい神さんの所に行かれてはどうでしょう?」
tn「うーん……
大丈夫やけど…今度行っとくわ」
em「そうしてください
…万が一のことがあるかもしれませんし
tn「……わかった」
カチャッ
俺の手になにかが触れる
なんだ?
ベッドの掛け布団をバサッとめくる
tn「なんやこれ……」
em「なんですか?
……….これはッ」
ベッドの上には血濡れたナイフがあった