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絶対辰哉
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絶対辰哉
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海で全てを打ち明けた夜から二日。
翔太は少しだけ変わった。
一人で抱え込むことをやめようとしていた。
でも。
まだ終わってはいない。
社長への返事も。
家族の問題も。
何一つ解決していなかった。
────────
💙side
楽屋。
💜「おはよー」
🧡「翔太くん、今日は顔色ええやん!」
💚「ちょっと安心した」
💙「そう?」
少し笑う。
その笑顔を見て、阿部も深澤も安心したように笑った。
もちろん。
宮舘も気付いていた。
海で泣いた日以来。
翔太の笑顔は少しだけ自然になっていた。
❤️「翔太」
💙「ん?」
宮舘は紙コップを差し出す。
❤️「ホットココア」
💙「また?」
❤️「今日はコーヒーじゃない」
翔太は受け取る。
湯気が立ち上る。
💙「ありがと」
二人が自然に笑い合う。
その様子を見ていた向井が小さく深澤をつつく。
🧡「なんか戻ったな」
💜「だな」
💚「やっと笑った」
誰も理由は知らない。
でも。
ゆり組の空気が少し柔らかくなったことだけは、全員が感じていた。
────────
❤️side
収録が終わる。
今日は珍しく終わるのが早かった。
メンバーが帰る準備をしていると。
❤️「翔太」
💙「ん?」
❤️「少し時間ある?」
翔太は少し考えて頷く。
💙「ある」
「えー!」
突然、深澤が声を上げる。
💜「また二人だけ?」
🧡「最近多ない?」
💗「デート?」
💙「違う」
❤️「違うよ」
二人同時だった。
そのタイミングに。
楽屋中が笑いに包まれる。
💜「ほら息ぴったり」
💚「さすが幼なじみ」
翔太は少し照れくさそうに笑った。
その笑顔を見た宮舘は。
胸の奥が少しだけ温かくなった。
────────
二人は事務所近くの公園へ向かった。
ベンチに並んで座る。
今日は海じゃない。
夕焼けが街をオレンジ色に染めていた。
しばらく静かな時間が流れる。
やがて。
翔太が口を開いた。
💙「社長」
❤️「うん」
💙「三日待ってくれた」
❤️「……うん」
💙「明日返事する」
宮舘は静かに頷く。
❤️「決めた?」
翔太は空を見上げる。
💙「まだ分かんない」
💙「でも」
💙「逃げるのはやめようと思う」
❤️「逃げる?」
💙「俺さ」
💙「相談したら迷惑かけると思ってた」
💙「だから一人で決めた」
💙「でも」
💙「あの日、お前に怒られて」
少し笑う。
💙「ちょっと救われた」
❤️「怒ったもん」
💙「うん」
❤️「本気だったから」
💙「知ってる」
また静かになる。
風が優しく吹き抜ける。
────────
❤️side
今なら。
聞ける気がした。
❤️「翔太」
💙「ん?」
❤️「一つ聞いていい?」
💙「いいよ」
❤️「もし」
❤️「全部解決する方法があったら」
❤️「Snow Man辞めない?」
翔太はすぐには答えなかった。
長い沈黙。
そして。
💙「辞めたくない」
その一言だった。
💙「本当は」
💙「ずっと辞めたくなかった」
💙「みんなとまだ歌いたい」
💙「ライブもしたい」
💙「バカな話もしたい」
💙「ずっと一緒にいたい」
涙を堪えながら笑う。
💙「全部、本音」
宮舘はその言葉を聞いて、小さく息を吐いた。
❤️「よかった」
💙「え?」
❤️「その言葉が聞きたかった」
翔太が宮舘を見る。
宮舘は真っ直ぐ翔太を見つめ返した。
❤️「じゃあ諦めるな」
❤️「方法探そう」
💙「そんな簡単じゃない」
❤️「簡単じゃなくていい」
❤️「一緒に探そう」
その言葉に。
翔太は目を潤ませる。
💙「……なんで」
❤️「え?」
💙「なんでそこまでしてくれるの」
その質問に。
宮舘の心臓が大きく鳴る。
“幼なじみだから”
その言葉が。
喉まで出かかった。
でも。
違う。
もう、それだけじゃなかった。
宮舘は小さく笑う。
❤️「俺さ」
❤️「最近ずっと考えてた」
❤️「翔太がいなくなるって聞いた時」
❤️「苦しくて」
❤️「眠れなくて」
❤️「仕事中も翔太のことばっかり考えてた」
翔太は黙って聞いている。
❤️「幼なじみだからだと思ってた」
❤️「でも違った」
宮舘はゆっくり息を吸う。
そして。
翔太の目を真っ直ぐ見つめた。
❤️「俺」
❤️「翔太のことが好きだ」
世界から音が消えた。
風の音も。
車の音も。
何も聞こえない。
翔太はただ宮舘を見つめる。
信じられないという表情で。
宮舘は少しだけ困ったように笑う。
❤️「返事は今じゃなくていい」
❤️「でも」
❤️「もう幼なじみだけではいられない」
そう言って立ち上がる。
翔太は何も言えない。
ただ。
胸の奥で何かが大きく動き始めていた。
二人の関係は、この日を境に。
もう”幼なじみ”という言葉だけでは表せなくなっていく。
コメント
2件
うぇぇぇぇぇぇぇ!? りょた〜〜〜〜〜😭 良かった、りょ〜たが怒ってくれて
うわっ……15話、ついに来ましたね。海での夜から少しずつ変わっていく翔太の様子が丁寧に描かれていて、その積み重ねがあったからこそ、公園での宮舘の告白がものすごく響きました。「幼なじみだから」じゃないって自覚して、ちゃんと言葉にするまでの過程が本当に自然で。この二人の関係がこれからどう変わっていくのか、続きが気になって仕方ないです。社長への返事も家族の問題もまだ山はあるけど、一人じゃないって思えた翔太の強さ、応援したくなりますね。