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絶対辰哉
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絶対辰哉
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「俺、翔太のことが好きだ」
その言葉だけを残し。
宮舘は翔太の返事を待たずに歩き出した。
夕焼けに照らされた背中が、少しだけ震えて見えた。
────────
💙side
何も言えなかった。
頭が真っ白だった。
(好き……?)
涼太が。
俺を。
幼なじみじゃなく。
一人の男として。
好き。
その言葉だけが何度も頭の中で繰り返される。
追いかけなきゃ。
そう思うのに。
足が動かない。
結局。
その日は何も返せないまま別れた。
────────
家に帰っても眠れなかった。
ベッドへ寝転び、天井を見つめる。
スマホを見る。
涼太とのトーク画面。
何か送りたい。
でも。
何を送ればいいのか分からない。
その時。
通知が届く。
❤️《急にごめん》
❤️《返事急がなくていいから》
❤️《今まで通りでいて》
翔太は画面を見つめる。
(今まで通りなんて……)
もう無理だ。
好きだと言われた瞬間から。
涼太を見るだけで胸が苦しくなるようになってしまった。
────────
翌日。
💛「おはよう」
💚「おはよう」
💜「眠っ!」
いつもの楽屋。
翔太は少し遅れて入ってくる。
💙「おはよ」
その瞬間。
自然と宮舘と目が合った。
❤️「……おはよう」
💙「……おはよ」
たったそれだけ。
なのに。
二人ともどこかぎこちない。
💜「ん?」
🧡「なんか二人変ちゃう?」
💚「そう?」
💜「空気が」
阿部は二人を見比べる。
何かあった。
そう思ったが、口にはしなかった。
────────
❤️side
失敗したかな。
昨日、一人で全部伝えてしまった。
翔太を困らせた。
避けられても仕方ない。
そう思っていた。
でも。
翔太は避けなかった。
ちゃんと「おはよう」と返してくれた。
それだけで少しだけ救われる。
(焦るな)
そう自分に言い聞かせた。
────────
昼休憩。
翔太は一人、屋上へ向かう。
風に当たりたかった。
頭の中を整理したかった。
ガチャ。
ドアが開く音。
振り返ると。
また宮舘だった。
💙「……また?」
❤️「また」
二人とも思わず笑う。
少しだけ空気が和らぐ。
並んでフェンスにもたれる。
❤️「昨日はごめん」
💙「なんで謝るの」
❤️「困らせた」
💙「……困った」
正直だった。
宮舘は苦笑する。
❤️「だよね」
💙「でも」
翔太はゆっくり口を開く。
💙「嫌じゃなかった」
宮舘の目が大きく開く。
💙「びっくりしただけ」
💙「今までそんなこと考えたことなくて」
💙「だから」
💙「自分の気持ちも分かんない」
正直な気持ちだった。
嘘は一つもない。
宮舘は静かに頷く。
❤️「それでいい」
❤️「答え急がなくていい」
💙「……うん」
また沈黙が流れる。
でも。
昨日までの苦しい沈黙ではなかった。
────────
その時。
ガチャ。
屋上のドアが開く。
💜「いたいた!」
🧡「やっぱここや!」
💚「二人とも休憩なのにいないと思ったら」
三人が笑いながら近付いてくる。
翔太と宮舘は反射的に少し距離を取る。
その様子を見て。
深澤が首を傾げた。
💜「え?」
🧡「なんか怪しい」
💚「……」
阿部だけは何も言わなかった。
ただ。
二人の表情を見て、小さく微笑む。
💚「ま、二人が笑ってるならいいか」
その一言に。
翔太と宮舘は顔を見合わせる。
気付けば。
昨日まで無理に作っていた笑顔じゃなく。
自然に笑えていた。
そして翔太は、胸の奥で小さく思う。
(涼太といると……やっぱり安心する)
その気持ちはまだ恋とは呼べない。
でも。
幼なじみという言葉だけでは、もう収まらない場所まで来ていることだけは。
翔太自身も少しずつ気付き始めていた。
コメント
2件
あべべ〜😭 良い事言うな〜😭 りょったはしょぴのことよく見てるから大切なことたくさん言えるんだなぁ これも幼馴染の絆ですねぇ
美月ゆめかだよ〜🌸 第16話読んだ…! 告白から一夜明けてのぎこちなさ、でも「嫌じゃなかった」って返せた翔太…もうそこだけで胸いっぱいになった😭💕 屋上での自然な笑顔、阿部くんの「笑ってるならいいか」が沁みる…! 幼なじみの枠を超えていくふたり、この先が気になりすぎるよ〜っ!!✨