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人気ランキング6位本当にありがとうございます> <
まさか私の小説があの場に表示されるなんて思ってもなかったです😭
それでは👋
勇side
勇「――っ、おい、離れろっ!」
限界を迎えた俺の理性が、大音量の警報を鳴らした。
バッと跳ねるように距離を取ると、仁人はお玉を持ったまま、きょとんとした顔でこちらを見上げている。
仁「勇斗……? 顔、真っ赤だよ? もしかして風邪ひいた?」
勇「誰のせいだと思ってんだよ! つーか、お前は距離感が近すぎるんだよ! 男同士でそんな……」
仁「だって、勇斗があったかくて落ち着くから……」
へにゃりと眉を下げて、上目遣いでそんなことを言う。
確信犯か? いや、こいつは本気で無自覚だからタチが悪い。
結局、その日の晩飯は、俺がほぼ一人で仕上げる羽目になった。
その日の深夜。
昼間のドタバタと、心臓に悪いハプニングのせいで、俺は完全に寝不足だった。
明日も早い。いい加減寝ようと布団に潜り込み、目を閉じた、その時。
カサリ、と微かな音がして、掛け布団の隙間に何かが滑り込んできた。
勇「……うおっ!? 誰だ!?」
仁「んぅ……さむい……」
驚いて飛び起きると、俺の布団の中に、パジャマ姿の仁人が丸くなって収まっていた。
しかも、なぜか俺の腰のあたりに頭をぴったりと押し付けて、すりすりと擦り寄せている。
勇「おい仁人! なんで俺の布団に入ってきてるんだよ! 自分の部屋あんだろ!」
仁「……だって、猫のときはいつもこうやって寝てたもん……。勇斗の匂い、安心する……」
寝ぼけ眼の仁人は、そう呟くと、今度は俺の腕をぎゅっと抱きしめてきた。
人間の姿になっても、飼い主にベタベタと甘える「猫のすり寄り癖」が完全に残っている。
勇「(可愛すぎるだろ、反則だろこれ……!!)」
女の子恐怖症の俺だが、目の前にいるのは白くて柔らかい猫?。
腕に伝わる体温と、首筋にかかる規則正しい寝息のせいで、俺の心臓はさっきからドラムの連打みたいに激しく鳴り響いている。
結局、俺は一睡もできないまま、朝を迎えることになった。
翌朝。
寝不足で目の下にクマを作った俺とは対照的に、仁人はすっきりとした顔で起きてきた。
#さのその
#BL
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191
#さのじん
仁「ふわぁ〜……よく寝た! 勇斗、おはよ!」
勇「おはよう……じゃねぇよ。今日からお前、俺の布団に立ち入り禁止な。俺の命が持たん」
仁「えぇー? ケチ」
ぷくっと頬を膨らませる仁人を横目に、俺は朝食の準備を始める。
今日こそは平穏な一日になる――そう信じていた。
ピンポーン。
不意に、部屋のインターホンが鳴り響いた。
こんな朝早くに誰だ?
不審に思いながらも、俺がドアを開けると、そこには見覚えのある顔が立っていた。
黒「あ、やっぱりここだったんだ。探したよ、仁人」
勇「……は? 誰だお前」
そこにいたのは、涼しげな目元をした、モデルのようにスタイリッシュな黒髪の美青年。
その姿を見た瞬間、後ろにいた仁人の体が、ビクッと強張った。
仁「じゅ、黒山さん……!? なんでここが……」
黒山と呼ばれた男は、俺を無視して仁人に視線を据えると、ふっと どこか冷ややかな、だけど執着の混じった笑みを浮かべた。
黒「急にいなくなるから心配したんだよ? ほら、帰ろう。君の『お荷物』を引き取るのは、あのゴミ捨て場から僕の役目って決まってるんだから」
勇「……あ? おい、ちょっと待て」
俺の胸の奥で、経験したことのないような、ドス黒い嫉妬と怒りがチリチリと燃え上がる。
仁人の小さな手が、怯えたように俺の学ランの裾をぎゅっと掴んだ。
勇「……あ? おい、ちょっと待て。人の家の居候に、随分な物言いじゃねぇか」
俺は仁人を背中に隠すようにして、一歩前に出た。
自慢じゃないが、俺はこれでも街一番のヤンキーだ。
睨み合いで負ける気はさらさらない。
だが、目の前の男――黒山は、俺の放つ威圧感を完全にスルーして、ふっと美しく、だけど冷ややかに微笑んだ。
黒「人の家の居候、ね。それはこちらのセリフだよ。仁人はずっと、僕のマンションで僕に養われて生きてきたんだ。突然いなくなったと思ったら、まさかこんな……治安の悪そうな男の部屋にいるなんてね」
言葉のナイフが突き刺さる。
黒山の言うことは、悔しいが事実だった。
仁「黒山さん……違うんだ! 僕は、あの日、親に捨てられて……」
背後で仁人が、消え入りそうな声で弁明しようとする。
しかし、黒山はそれを優しく、だけど拒絶を許さないトーンで遮った。
黒「知ってるよ。君の親が君を『お荷物』扱いしてゴミ捨て場に置き去りにしたことも。でも、僕は言ったよね? 『僕だけは君を捨てない、一生僕のケージの中で飼ってあげる』って」
飼ってあげる――?
その異様なワードに、俺の背筋がゾクリとした。
こいつ、仁人が猫化する体質であることを知った上で、歪んだ独占欲で彼を閉じ込めようとしていたんだ。
黒「ほら、おいで、仁人。その男、君が『雨が降ると猫になる』って知ったら、いつか気味悪がって捨てるに決まってる。僕なら、猫の君も人間の君も、全部愛してあげるから」
黒山がすっと綺麗な手を差し伸べる。
その瞬間、仁人の体が小さく震えた。
過去のトラウマと、黒山への恐怖、そして「また捨てられるかもしれない」という不安が、彼を支配していく。
黒「あ……う、うん……。僕、やっぱり……お荷物、だから……」
諦めたように、仁人が俺の学ランから手を離し、黒山の方へ歩き出そうとした。
勇「――ふざけんな」
ガシッ、と。
俺は迷わず、仁人の手首を強く掴んで引き戻した。
勢い余って、仁人の体が俺の胸の中にすっぽりと収まる。
仁「ひゃっ!? は、勇斗……?」
勇「勝手に人の所有物みたいに喋ってんじゃねぇよ、白顔イケメン。気味悪がる? 捨てる? ハッ、笑わせんな。俺はなぁ、猫のお前も、不器用でワイパーに激突する人間のお前も、全部まとめて面倒見るって決めたんだよ!」
黒「……なんだって?」
初めて、黒山の完璧な笑顔がピキッとひび割れた。
涼しげだった瞳の奥に、どす黒い独占欲の炎がメラメラと灯るのが分かる。
勇「おい仁人。お前は俺の『お荷物』なんかじゃねぇ。……俺の、大事な、……同居人だ」
『愛する人』と言いそうになって、慌てて言葉を濁す。
だけど、腕の中の仁人を見下ろすと、彼は耳まで真っ赤にして、大きな瞳をこれ以上ないほど輝かせて俺を見つめていた。
トクトク、と、昨日よりもさらに激しい心臓の鼓動が、密着した胸の奥から伝わってくる。
黒「へぇ……。随分と生意気なヤンキーくんだね。だったら、力ずくで奪うまでだけど?」
黒山がポケットから何かを取り出そうとした、その時。
ゴロゴロゴロ……ピシャァァァンッ!!!
タイミングが悪いこと極まりない。
窓の外で、突然の激しい雷鳴が轟き、バケツをひっくり返したようなゲリラ豪雨が降り注ぎ始めた。
勇・黒「「あ」」
部屋の中に、湿った雨の匂いが吹き込んでくる。
腕の中の仁人の体が、一瞬、ピカッと淡い光に包まれた。
仁「にゃ、にゃあ……っ」
一瞬にして服がブカブカになり、俺の腕の中から人間の質量が消える。
代わりに床にぽつんと残されたのは、怯えた目でこちらを見上げる、一匹の真っ白な子猫だった。
黒「あぁ、可愛い……。やっぱり君は、その姿が一番僕に似合っているよ」
黒山が冷酷な笑みを浮かべ、白い子猫へと手を伸ばす――!
勇「させっかよぉぉぉ!!!」
fin
みなさん、シルバーウィークいかがお過ごしですか??
この連休元気にみんなが休みますように😌🙏🏻💭
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わあ、第3話もめちゃくちゃ重くて熱かった……!黒山さんの「飼ってあげる」って台詞、あれ本当に怖かったし歪んでるなってゾッとしたよ。でも勇斗くんが仁人を「お荷物じゃない」って言い直したところ、胸が熱くなった……!最後の雷雨で猫に戻っちゃう展開もまさかすぎて、続きが気になりすぎます。この重さと甘さのバランス、最高です🖤