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⚠︎︎恋心に気づけないヤバめのひーくん注意
──💛目線────
妙に最近、イラつく。
ジュニアを卒業して、デビューさせて貰って、単独での仕事も増えて、グループとしても認知度がかなりあがっている。
有難い忙しさだ。
テレビ、ラジオ、雑誌、ダンス、日々目まぐるしく過ぎ去る中で、ここ最近、凄く腹の底から何かが湧き上がる。
俺にはそれが分からない。
分からない、が、強いていえば必ずふっかが居る時だ。
高校からの仲であり、もう何十年も一緒にいるのに、何故だろうか…。
ふっかの顔を見ると何とも言えない感情がふつふつと湧いてくる。
今日も久しぶりにメンバー全員が揃って、収録を終えた。
楽屋で各々が休憩したり、帰る準備をしている中、俺の隣には安定にふっかがいる。
鏡台の前の椅子に座って、次のドラマの台本だろうか、真剣な眼差しで視線を落としていた。
その横顔の綺麗なフェイスライン、落ちた視線から伸びる長い睫毛、集中した時の癖である細長い指先が唇を弄っている。
「照、なぁに」
ハッとして顔を上げると、細くて柔らかな瞳と目線があった。
「そんなに見つめられたら、俺、穴空いちゃうよ」
イヒッ、と笑う顔。
その顔を見て、ぎゅうっと眉間に皺がよった。
「ぅわ、顔怖いって。なに?俺、何かした?」
「いや…別に」
「そ?なんかあったら言えよー?」
ふっかの視線が台本へと戻る。
なんだろうか、本当に、無性に腹が立つ。
ムカムカしてるのか、モヤモヤしてんのか。
これが気持ち悪くて堪らない。
トレーニングでもしたら、きっと解消できるだろう。
そう思い、先に帰るか…と立ち上がろうとした。
「ね、ふっかさーん!今日空いてへん?」
康二がふっかの背中から抱きついた。
甘えるように、顔を近づけるその行為は康二のいつもの慣れた行動だ。
なのに、 俺はそこから動けずにいた。
ドクンと鼓動がなる。
「ちょ〜康二ぃ、重いって」
「だってぇ!みんな忙しいゆーて構ってくれへんもん!」
「俺も忙しいっつーの!」
「嫌やぁ!ふっかさん奢ってぇや〜」
「お前、それが目当てだろ!」
ふたりの笑い声が、やけに遠くに聴こえる。
あぁ、なんだこれ。腹が立つ。
「おーい、照。大丈夫?顔、すごいけど…」
いつの間にか横にいた阿部が、俺の顔の前で手を振る。
つい先程、ふっかに言われたばかりなのに、余程顔に出てたのだろう。
阿部の眉毛が困ったように下がっていた。
「ん、なんでもないよ。悪ぃ」
「でもさっきから何かキツそうじゃん。具合悪い?帰れる?俺送ろうか?」
変なところで察しがいいと言うか。
お人好しだと言うべきか。
けどそれよりも、まだ隣でふっかが康二と喋ってる声が耳障りで、阿部の気遣いですらウザくなって、つい声を荒らげてしまった。
「…っせぇな!!何もねぇって言ってんだろ!!」
シン…と空気が重くなる。
やっちまったと気付いたのは、声を荒らげて少し冷静になったあとだ。
メンバーの視線が一気に俺と阿部に向く。
「ぇ、あ、ごめん…」
阿部の目が狼狽える。
それを庇うように、目黒が俺の肩を掴んできた。
「ちょっと岩本くん、マジで最近おかしいッスよ」
「っ、…悪い。今のは完全に八つ当たった。ごめん、ちょっと冷静になりたいから、ひとりにさせて欲しい」
頭を下げると、俺もごめんね、と阿部が再度謝ってきた。 自己嫌悪だ。
リーダーであるのに、自分の機嫌のひとつも取れねぇで、メンバーに八つ当たりして、空気悪くして。
顔をあげれずにいると、察してか静かにメンバーたちが楽屋を出ていった。
隣でうるさくしてた、ふっかと康二も立ち上がって扉の方へと向かっていく足元が見えた。
閉められた扉の音を聞いて、再び静寂が訪れた楽屋で、はぁ…と息が漏れる。
一度、深呼吸をしてメンバーが出ていった方の扉を見た。
「……なんでいんの?」
扉の前にはふっかの姿。
腕を組み、扉にもたれかかっていた。
悲しそうな、怒ってそうな、そんな顔が俺を見る。
「…俺がお前を放って置いていくとでも?」
俺はどんな時でもお前の味方でいるって言ったろ。
そう続けられて、ふっかが近づいてくる。
俺は思わず後退りをした。
踵が椅子に当たって、金属音が鳴った。
「…ふっか、ごめん、近づかないで」
「…お前マジどうしたの?メンバー全員が気付いてることくらい、普段のお前なら気付くだろ」
「分かってる。俺が悪い、から、近寄んないで」
「ッ、だから、何があったかくらい言えよ!いつも俺に相談してくるだろ!」
ドンッと胸を叩かれた。
俺の鼻の下あたりに、ふっかの顔。
上目遣いで睨んでくる瞳に俺が映った。
カッと胸の内から熱くなるのが分かった。
「……やっぱお前、具合悪いんだろ?顔赤い、し、っ…」
そっと額に触れられた手を咄嗟に掴んだ。
やめろ、違う、何かがせめぎ合う。
「照…?」
そんな顔で見んな。
俺の事、全部分かってるかのように見透かすな。
些細なことで俺の変化に気付くな。
俺の前で油断したように笑うな。
────全部、全部喰らいつくしてぶっ壊したくなる。
「っ、大丈夫だから、マジでちょっと離れて…」
「だーかーらー、何でって…」
「うるせぇって!マジで黙んねぇと口塞ぐぞ!」
「……お前の意見聞かない限り、俺は黙んねぇよ」
だから、嫌なら黙らせてみろよ。
その言葉が耳に届いたあと、俺は壁にふっかを押し付けていた。
両腕を自分の手で押さえつけて、状況が飲み込めてない驚いた顔をしたふっかの前に、大きく口を開ける。
喰らいつくすかのように、がぶりとふっかの唇を覆った。
「────っ!?、?、は、ッひか…っンむッ…!?」
俺を押し退けようと腕に力を入れるも、そんな細腕じゃ俺には敵わない。
観念したのか、疲れたのか、力が緩んだのが手の内で分かった。
その拍子に、舌を捩じ込んだ。
ふっかの身体がびくりと跳ねたが、抵抗する気はないらしい。
険しい顔をしているが、黙って目を瞑って、俺を受け入れる。
結局、深澤辰哉という男は俺に甘くて優しい男なのだ。
納得いくまで好きにしろ、という感じに見えて、ふっかの口腔を好き勝手に味わうように舌を這わせた。
「ンッ…ふ、ッ、ん、むッ…ハッ、ぁ…」
カタカタと震えるふっかの手。
赤らんだ頬が、更に俺の欲を駆り立てる。
ちゅ…と音を立てて唇を離せば、どちらかとも分からない糸が引いた。
「ぷは…ッ、なに…マジで…俺、男なんだけど……」
「知ってるよ」
「え、なに、ムラムラしてたから怒ってたの?欲求不満なの?男にキスするくらい溜まってんの?」
全くもって状況を把握できずに困惑している。
でも、俺だって分からない。
ただただ、この男が無性に腹立って、ぐちゃぐちゃにしたいという思いしか湧かない。
「ね、ふっか…俺の意見聞きたいんでしょ」
「え…ぁ、うん…」
「ふっかをぐちゃぐちゃにしたい。お前に腹が立って仕方ねぇの」
「……は?ぐちゃ…ってなに、てか…え?!俺!?」
「そ、ぜーんぶ、ふっかのせい」
だから、俺の言うこと聞いてくんない?
俺もどうしたらいいか分かんねぇの
鼻先を擦り付けて、唇を近づけると今度はふっかが後退ろうとした。
ただ後ろは壁だ。逃げ場なんてない。
「ま、待って待って照。一旦落ち着こう?整理しよ」
「むり、すっげぇふっかにイライラする」
「分かった!分かんねぇけど分かった!ほら、康二との飯の予定蹴ったから、ご飯行こ!な?」
「ふっかはどんな時も俺の味方なんでしょ。なら、俺のこの訳わかんねぇ感情、ふっかが責任もって発散させてよ」
「うん!だから飯行って、トレーニングでもしたら────」
キョロキョロと視線を動かしたのは、俺から距離を取るためにどちらに行くか迷ったからだろう。
扉とは逆の鏡台の方へと身を捩って、逃げようとしたふっかの腕を咄嗟に掴む。
椅子が足に絡まって、バランスを崩したふっかの身体が、鏡台の上に倒れる。
俺は助けるつもりが、気付いたらふっかを後ろ手に押さえつけていた。
「ねぇ!照!痛い!マジで怖ぇってお前!」
顔を振り向かせて、俺を睨む。
両手は後ろで俺に捕らえられて、身動きが取れないせいで、突き出されている尻が揺れる。
少し捲れたTシャツからは、細い腰が見えて、思わず吐息が漏れた。
「……でもふっかは俺を見捨てないでしょ」
「見捨てねぇよ!けどコレは違うだろ!離せ!」
「……やだ」
「ヒッ…ッ!??」
ふっかを抑えてる手とは逆の空いた手で、ふっかのシャツの中へと手を入れる。
前側についてる突起をカリッと爪で引っ掻く。
そのままコリコリと摘んで転がせば、ふっかの身体がピクピクと小刻みに反応する。
「ッね、照っ、マジで、お願いッ、やめて…っ、」
「……やめたら俺、ずっとこの状態で、またみんなに八つ当たりしちゃうよ 」
「んッ、みん、なっ…わか、ッア、わかって…から、ほんと一旦…ンん、ッ、離して…!」
「感じてんの?ふっか」
「ちがッ、ァあ”、ちょ、手、て、とめて…!!マジ、やだ、ァ…!!」
ぎゅうっと引っ張ったり、指の腹で押したり。
その度にふっかは逃げようと藻掻くが、それも結局は無駄骨だ。
ふっかから漏れる甘い声で、俺の下半身へと血が集まる。
ゴリッ
「────ヒッ、え”っ!?」
突き出た尻に、俺の股間を押し当てた。
服越しでもわかる、程よい肉付きの尻がぎゅっと引き締まる。
「な、なっ、何で…」
「いや、状況的に分かるでしょ」
「いやいやいや!おれ男だって!」
「知ってるって…ふっかだから、こうなってんの」
「……は…」
何か言おうとして、言葉が出ないふっかをよそ目に、ズボンのホックを弾いた。
ジッパーを降ろして、下着ごと後ろから剥くと、 白い肌と、小ぶりの尻が顕になる。
「ハッ…えろ…」
「え、まって、まって照…!やだやだやだ!」
自分の指を口に入れて、涎を纏わせる。
割れ目に沿って指を這わせ、まだ何も受け入れたことがないだろう後孔へと指を宛てがった。
「っ、やだッ、ひか、ま、────ッッ!!!!」
俺の指を締め付ける穴は、本当に狭くて、指1本でもキツい。
ぐちぐちと指を動かせば、少しずつ俺の指に馴染んでくる。
2本目を追加すれば、すんなりと飲み込んだ。
ふと、ふっかの方を見れば、鏡台に顔を擦り付けて震えている。
後ろで掴んでいた手を離してやって、ふっかの顎へと手を伸ばし、こちらを向かせる。
「────ゃ、だ、ッ」
ふっかの目から涙が落ちて、噛み締めた唇に歯型がくっきりとついている。
「っ、も…ほんと、やだ、照…おねがい、聞いて…ッ」
先程まで睨みつけていた瞳が、懇願するように揺れて俺を見る。
離された両腕は、拘束されてたせいで力が入らないのだろう。
ふっかはゆっくりと顔の前に腕をあげ、自身の髪をぐしゃりと握って顔を隠した。
隠された隙間から、ふっかの嗚咽が漏れる。
「ぉ、おれ、ごめん…ッ、むり、むり…照、ゆるして…」
「ふっか…」
「ね…指、ぬいてッ…も、おわろ…?おれ、忘れるから…ね…やめよ、照…」
俺より歳上の男がグスグスと泣きながら懇願する。
可哀想、という感情よりも先に、堪らないという高揚感が俺の身体を痺れさせた。
「ふっか…本当に抜いて欲しい…?」
「…ん、ぅん、うんッ、抜いて…」
言われた通りに指を抜くと、安堵したのか、少しだけふっかの力が抜けた。
その隙を狙って、俺はふっかの尻を掴み、グッと割れ目を開いた。
俺の指を飲み込んでいた穴が、丸見えになる。
ヒクヒクとまだうねっているそこに、自身の先端を突っ込んだ。
「────ッハ…!?!??ぁ”!?、ぃ”あ”ッ──!!! 」
急な衝撃に耐えれなかったのだろう。
何かを掴みたかったふっかの両手が鏡台へ爪を立てる。
「ッ、は、やべ…先っぽだけでも、すげぇ気持ちいい…」
声にならない声をあげて、ふっかが暴れる。
閉じようとした足の間に身体をねじ込み、足を広げれば自身のものが更にふっかの奥へと入り込んでいく。
「ぁ”あ”ぁぁ…ッッ”!!!!」
少し揺さぶれば、どんどん飲み込まれていく。
俺のものが全部入りきった頃には、ふっかは力なく鏡台にもたれかかっていた。
揺さぶっても反応はない。
耐えてるのか、飛んでるのか、いずれにせよつまらないという苛立ちが湧き上がる。
前側に手を伸ばすと、項垂れたふっかのモノからは、少しだけ白濁が溢れていた。
それを包み込み、無理やり勃たせるように上下に扱くと、ふっかの口から耐えるような声が微かに聴こえる。
軽く腰を動かしながら、ふっかのモノを扱く手も止めない。
俺を飲み込む小さい尻と、反った腰、捲れあがった服から覗く肩甲骨が少し赤らんで、白い肌に映えて綺麗だと思った。
「ふっか、ね、顔見てよ」
「──ッッや、…!!!」
隠された腕の中から、ふっかの顎を鏡の方へ向かせる。
鏡の中のふっかと、俺の目が合う。
目元が赤く腫れ上がって、汗と涙と涎でぐちゃぐちゃの顔は、俺の欲を満たすのには十分だった。
ゾクゾクとした快感。
だけど、もう少し、俺で感じてる姿を見てみたい。
「ふっか…ふっか…」
「ゃ、らぁッ!!ぇ、ァあ”ッ、も、や”ら、ッッ!!」
鳴いて欲しくて、無理やりふっかの口に俺の指を突っ込んで開かせた。
噛まないのは、あくまでも俺に怪我をさせたくないからだろう。
俺はふっかを傷つけているのに、酷い目に合わされて尚、俺を傷つけることはしない。
────だから、こうやって俺を受け入れてくれてるんでしょ?
思わず口元が緩む。
俺だけが許された。俺だけが知ってるふっかの中。俺だけを受け入れてくれる。
それが無性に嬉しく思えた。
そのまま腰を激しく打ち付け、ふっかのモノも弄る手はそのままに、上も下も犯していく。
「ぁえッ、ン、あっ、あっ、ァ”…ん〜〜ッッ…!!!! 」
「ね、ふっか、気持ちいい?イッていいよ」
「ゃ、やッ、ぃや…!!」
「ほら、イケよ。俺に弄られて、俺のでイケよ」
「やらッ、ひか…っ!、はな、はなひ…てッ…!!」
涎を掻き回す指の音と、ぐちゅぐちゅと泡立つふっかの先走りと、打ち付ける度になる音が混ざりあって、興奮する。
「あ”ぁ”ッ、も、だめ、ッ、ぁ、ぁ、いく、いく…ッ!!」
「───イッて?」
「〜〜ッ、ンあ”ァア”…ッッ!!!!」
俺の手の中に熱い精液が吐き出される。
それと同時に、後ろもぎゅうっと締め付けられた。
吐き出された精液をまた塗りたくって扱きながら、俺も更に腰の動きを早くする。
俺がイきそうなのを察したのだろう。
ふっかが何かを叫ぶ。
それを無視して、奥へと打ち付け、そのまま精を吐き出した。
ドクドクと脈を打ちながら、何度か腰をぐりぐりと奥へ奥へと擦り付ける。
ふっかもまたイッたのだろう。
ビクビクと痙攣する身体と、勢いのない精液が太ももを伝っていた。
「───ッはぁ、ハッ、あ〜やべ、めっちゃ出た…」
ゆっくりとふっかから身体を離すと、出した俺の精液がふっかの穴からどろりと出てきた。
その姿にすら、また欲が腹の底から滲み出てくる。
「…ふっか────ッ、」
ふっかへと手を伸ばそうとしたら、パシんと力なく弾き返された。
「ッ、さわ…な、で…も、満足…したでしょ…。ぉ、おれ、明日も普通に接するから…」
深く息を吸い込んで、怯えたような目は俺を捉えない。
ガクガクと震える足先から、精液でべとべとの身体を気にすることもなく、下着とズボンを引き上げる。
歩くこともままならないおぼついた足元で、ふっかが扉へと向かった。
「ひかる…おれ…は、お前の味方だけど……けど、コレは違うって思って…忘れよう、お互い…」
「…じゃあ、俺のこのふっかに対するイラつきは勘違いだって言いてぇの?」
「勘違い、じゃないかもしれない…おれが、いつの間にかお前に対してイラつく態度や、振る舞いをしてたのかもしれないし…。でも、分かんないなら言葉で話し合おう…こんなのは、だめだ…ッ」
おやすみ、また明日。
そう言って扉が閉められる。
残された楽屋には、数分前までの熱が立ちこめる。
イライラしていた感情を、ふっかにぶつけた事によって、少しはスッキリしていた。
だけど、本当にただアイツがムカついていただけなのか。
ただ俺は溜まってただけ?
それをふっかに無理やりぶつけたのか?
アイツの優しさに甘えて?
……でも、コレがもし他のメンバーなら、俺はきっとここまで感情的になっていない。
ふっかだから、抑えがきかなかったというより、ふっかなら受け入れてくれるだろうという確信があったからか。
「……分かんねぇよ」
鏡台にうっすらと残るふっかの爪痕を、指の腹でなぞった。
翌日、楽屋について深呼吸をする。
少し手に汗を滲ませつつ、ドアを開けた。
「……はよ。みんな、昨日は本当にごめん」
頭を下げていると、 阿部が近寄づいてきて、俺の前で真似をするように頭を下げた。
「照、昨日は本当にごめん!ふっかから聞いた……色々背負わせてるのに気付けなくてごめん」
「え?」
ふっかが?何か言ったのか?
楽屋を見渡しても、そこにふっかの姿はない。
すると、続け様に康二が抱きついてきた。
「照兄〜!俺もほんまゴメンやで!あの後ふっかさんに皆どうなったか聞いてん…。みんな照兄に甘えすぎてたわ…」
周りにいたメンバーも次々と俺に声をかけてくる。
負担?甘え?何の話か全く見えてこない。
「ね、待って…ふっか何て言ったの…?」
「照、仕事詰まってて、いっぱいいっぱいだったもんな。俺らが少し負担してあげるべきだったものを、全部背負わせて、俺らわりと好き勝手しちゃってたし、もう少しちゃんとしよって言ったよ」
聞きなれた柔らかなトーンが後ろから聴こえた。
振り返ると、マネージャーと打ち合わせにでも行ってたのか、プロットを持ったふっかがドアを開けて入ってきた。
昨日のことが夢だったのかと思うほど、普通に話しかけてくる。
「まぁ、一番ふざけちゃってるの、俺なんだけどな」
ふっかがそう言うと、メンバー内で笑いが起きる。
なんて事ない、至っていつも通りの会話。
いつも通りの絡み。いつも通りの日常。
────本当に忘れる事にするのか。
俺の横を通り抜けていこうとしたふっかの後ろ姿を見て、無意識に腕を掴んでいた。
「〜〜っ、ぃ、やだッッ…!!!!」
思い切り振りほどかれた手と、ふっかの怯えた顔。
それに驚くメンバーの顔。
昨日のあの瞳が、声が蘇る。
「……ッ、あ、ごめ、虫かと思っちゃった」
「なんやふっかさん、びびったわ〜」
「っ、はは、ごめん…照もごめん…」
俺に握られた腕を、反対の手で摩りながら、ふっかは俺から距離を取るように、だけどあくまで自然にメンバーの元へと駆け寄った。
チリッとした、胸の痛み。
嫌われた?俺が怖い?ふっかが離れていく…?
どうしようもない焦燥感だけが、俺の胸に残る。
酷いことをした自覚はあれど、許されると心の中で思ってたのだろう。
本当に俺からふっかから離れるわけがないと。
「……教えてよ、ふっか…」
少し騒がしい楽屋の声が遠く聞こえる。
今はただ、 離された手がじくじくとした痛みを広げていった────。
────to be continued?
なんかすっごい無理やりやられるふっかさんが書きたくて……(:3_ヽ)_モウシワケアリマセン
推しの誕生日前日に私はナニシテマスカ…_(:3 」∠)_
たぶん続く…たぶん……
閲覧ありがとうございました!
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