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『消えた歌、響く声』

第15話 - 第15話もう一度、声が届く場所へ

2025年05月04日

#音楽

#小説

#青春

セバスチャン

ミィコはStarLiveの配信枠を準備しながら、胸にわずかなドキドキを感じていた。

数日前、セバスというリスナーが初めて彼女の配信に訪れた。

あの日が彼の誕生日だったらしく、コメント欄でリスナーたちと一緒に祝福したことが強く印象に残っている。

どこか孤独そうな雰囲気を持つセバスだったが、彼の

「ありがとう」

というコメントには、確かに温かさが滲んでいた。

——今日も、来てくれるだろうか？

そんな思いを巡らせながら、ミィコはギターを手に、白いTシャツ姿で画面の前に座る。

「ねえ、みんな、こんばんは！今日はまったりお話しながら歌おうかな！コメント、待ってるね！」

配信を始めると、画面の向こうには、いつもの温かい雰囲気が広がった。

ミィコは自分の声が誰かの心に届くことを願い、コメント欄に目をやる。

そこには「ミィコファミリー」と呼ばれる常連たちの顔ぶれが揃っていた。

#ネット小説 #配信者とリスナーの物語 #成長系ヒロイン #現代ドラマ #じわじわ感動 #音楽と絆 #ファンとの絆 #非恋愛ストーリー #心に響く物語 #一次創作

『消えた歌、響く声』

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セバスチャン

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