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前回の続き
......
💡「案内するよ、着いてきて!」
ライくんのあとを人混みをかき分けながらついて行く。校内の出し物に人が集まっているおかげで中庭には人気が全くなかった。
💡「ここで待ってれば来ると思うから。じゃ、俺は邪魔になるといけないから行くね!頑張れイッテツ!」
🤝「な、何が!?じゃなくて、案内してくれてありがとう!……行っちゃった。う〜リトくん、急に場所変えたのなんだろ……わかんないよ〜ッ!こんな時マナちゃんに相談できたら……」
⚡️「あ、いたいた!イッテツちゃん、だよね」
🤝「あっ、はい!じゃなかった、うん!」
⚡️「っふ…笑そんな無理してタメ口使おうとしなくていいのに。そだ、テツって呼んでいい?そっちの方が俺的に呼びやすくてさ」
🤝「うん、いいよ!みんなもそう呼んでるし…」
⚡️「そっか、ありがとな!」
⚡️「……で、ここに呼んだ理由なんだけどさ」
🤝「うっ、うん…それ、気になってた……」
⚡️「その…えーっと、あの、付き合って、ってのはまだ早いから、さ、お友達から始めませんか……?」
🤝「へっ…、!?」
⚡️「あーっと、、、そう!連絡先!交換しよってこと!これからも付き合ってくれるかはもっと仲良くなってからでも遅くないから……」
🤝「じゃ、じゃあ、よろしくお願いします……//」
⚡️「ほんとに!?うわ、まじか…よろしくな、テツ」
🤝「うん、よろしくね!リトくん!」
こうして私とリトくんはお友達から始めることになった。
ここから🐙目線
🐝「テツ、上手くやれたかな〜?心配やわ……」
💡「リトが自分から行くなんてあんま無いから俺も心配…」
🦖「まー大丈夫でしょ!お互い気になってたっぽいし、両思いなら万事解決ってことで!」
🐺「軽すぎね?てかさっきから星導はキョロキョロしてどうした?」
🐙「いや、さっき見たことあるような人を見かけて…」
あの姿、絶対にどこかで見たことがある。もう一度見れたら絶対わかるはずなのに……!
🐙「う〜ん……モヤモヤする」
💡「え〜っ?!やば!ちょっと俺抜けるね!喫茶思ってたよりお客さん多いみたいで人手が足りないらしいから手伝いに行ってくる!」
🐝「それは大変やんか!はよ行ったって!」
ごめんね〜といいながらライさんは走っていった。その背中から視線をずらすと、居た。絶対に見た事があると思っていた人。毎朝同じ電車に乗ってる人だったんだ。この前落としちゃったキーホルダー拾ってくれたんだっけ。お礼しなきゃな
🐺「ん?おい星導!どこ行くんだよ!」
🐙「あの!すいません急に声掛けちゃって。いつも同じ電車に乗ってて、この間落し物拾ってもらった…分かります?」
🥷「んあ?……あ、あー!あん時のタコの子!」
🐙「そうですそうです。タコのキーホルダーの。」
🥷「ここの生徒だったん?」
🐙「いえ、今日は友人に誘われて」
🥷「ふーん…あ、僕のクラス執事喫茶?ってのやってるんやけど良ければ来てよ」
🐙「え、さっき言ってた友人も執事喫茶らしいんですけど。お客さんの数がやばいみたいなこと言ってたけど大丈夫ですか?」
🥷「え何それ…ちょ、LINE……やば?!めっちゃ連絡来てるやん!?」
🦖「あれ〜?カゲツじゃん。ライさっき教室走ってったけどいいの?同クラでしょ?」
🥷「全然良くない!ぼくもう行くわ!」
🐝「今の人ライと仲良い人やん。話したことないけど」
🐙「行っちゃった…たこ焼きでも奢ろうかと思ってたのに」
🐺「星導の知り合い?」
🐙「いえ、全然?いや知り合いなのかも?」
🐺「何それ、どういう繋がり?」
🐙「たまたま毎朝乗る電車が一緒ってだけです。それでこの間たまたま落し物を拾ってもらったってだけ」
🐝「へぇ〜、3人でお揃いにしたキーホルダーがるべとカゲツさんの縁を結んだんか」
🐙「縁ってそんな大層な…」
🦖「キーホルダーおそろっちしてんの?可愛すぎかよ!ねぇねぇロウきゅん、どんなやつ?見して!」
🐺「ちょ、勝手にカバン触んな!おい!返せ!」
🐙「あーあ、行っちゃった。ウェンさん自由人だな」
やれやれと小さくなっていく2人の背中を見つめているとマナがグイッと腕を組んできた。
🐙「うわ!びっくりした!も〜何すんのマナ!」
🐝「今からライとカゲツさんのクラス行くで!せっかくこのふたりが残されたんやから行くしかない!るべもちゃんと思い伝えな!イッテツは今頃頑張ってんねんから!」
🐙「思いって、そんなのないですって!たまたま電車が一緒なだけだよ!?」
🐝「い〜や、私に隠し事できると思ったら大間違いやで。あの顔は絶対にカゲツさんのこと気になってる顔だったもん。ほら、はよ行くで!」
🐙「わーん、心の準備ってものが私にもあるのに〜」
ヘラヘラしてみたけど内心すごい焦ってる。心臓もバックバクだし。さっき会った時も素っ気なかったし…。何よりお互い名前すら知らない!さっきからマナがカゲツさんって呼んでるから多分そうなんだろうけど、向こうは私の名前知らないのに!……どうしよ〜泣
人並みを掻き分けているうちに教室へ着いてしまった。教室の外には待ちの列ができていて、さっきよりも人でごったがえしている。
🐙「……マナぁ?ホントに行くの?」
🐝「当たり前やろ。……私もそろそろ腹くくらんといかんし。」
🐙「お、それはライさんに告白するってこと?」
🐝「そうや。だからるべも頑張るんよ?私はるべのこと応援するからるべは私のこと応援してや」
🐙「仕方ないなぁ……。わかったよ。星導、勇気出します。マナも頑張って!」
🐝「るべぇ〜!ほんま最高の友達だわ!」
生徒1「ねぇそこの2人ー!今暇してる?良ければ連絡先交換しません?」
生徒2「てか2人ともめっちゃ美人!え、彼氏とか居る感じ?」
🐝「そういうの結構なんで。」
生徒2「えー冷た笑ね、いいじゃん!連絡先くらい交換してよ!」
🐙「ちょっと、腕掴んでこないでください!離して!」
🐝「るべ!おい離せや!」
生徒1「君は俺と遊ぼ!何が好き?カラオケ?ボーリング?」
🐝「っ、離して!」
🥷「おい、なにしてんの。その子らめっちゃ嫌がってるやん。離せよ」
生徒1「叢雲?!おい、行くぞ!」
生徒2「クソっ!」
🐙「あ、…」
🐙「あのっ!わたし
💡「マナッ!」
🐝「ライ!」
💡「ごめん、すぐ駆けつけられなくて…。」
🐝「謝らんといて!突っかかってきたあいつらも悪いし…。私も油断してたから」
💡「怪我とかなくてよかった。カゲツ、教えてくれてありがと」
🥷「別に、店の前で結構でかい声で言い争いみたいなんしてたから気になって出てみたらいなみの彼女とタコの子やったから」
💡「かっ、彼女?!俺たちまだそんなんじゃ…」
🐝「ライ!ちょっと聞いて欲しいことあって」
💡「どうしたのマナ?」
🐝「あんな……私のこと、彼女にしてよ」
💡「え、っ」
🐝「いや……?」
💡「じゃあマナは俺のこと彼氏にしてくれる?」
🐝「…!もちろん!」
🥷「青春やな。で、なんかお前言いかけてたことあったやろ」
🐙「あ、そうだった。あの、私星導ショウって言います。」
🥷「あ、叢雲カゲツです。」
🐙「あの…カゲツ、さん」
🥷「別に呼び捨てでええよ。なんかさん付け堅苦しいし。同い年やろ?」
🐙「あっ、はい。多分…」
🐙「じゃあ改めて。カゲツ、私と連絡先交換してくれませんか…?」
🥷「なんで?」
🐙「なんで……、なんで…?えっと、遊びに行ったり、朝とか一緒に登校したりとか?」
🥷「ふは、朝はもうほぼ一緒に投稿してるようなもんやん。同じ電車やし」
🐙「…たしかに!」
🥷「で、遊びに行くのは二人でってことやんな」
🐙「え、まあ。そうですね」
🥷「それってさ…あの、デート、?ってことやんな……」
🐙「……!?えっ、いや、そんなつもりで言った訳ではなくてですね…」
🥷「えっ、違うの?」
🐙「や、違うって訳でもなくて…」
🥷「僕は別にええけど」
🐙「へっ?」
🥷「二人で遊びに行っても。」
🐙「ほんとに?いいんですか?私と2人ですよ?」
🥷「いいって言ってるやんか!!はい!連絡先!スマホ出して!」
🐙「は、はい!」
こうしてマナトライさんは無事カップル成立、私とカゲツは連絡先交換と遊びに行く約束を立てた。そこへ小柳ちゃんとウェンさんが戻ってきた。
🐺「移動してんなら行先連絡入れろよタコ」
🐙「誰がタコだ!キーホルダーだけだろそれ!」
🐝「ロウ〜、ウェンさんと二人でデート、どうやった?笑」
🐺「…別に。普通だったけど」
🦖「何それ!楽しかったでしょ?結構はしゃいでたじゃん!この間動物園言った時並に!」
🐺「そんなはしゃいでねぇわ!」
🐝「いや、ちょちょちょ、待って?二人で出かけたことあるん?初耳なんやけど」
🐺「あっ」
🦖「え、出かけたことあるも何も僕ら付き合ってるけど」
🐝「えっ、
🐝・🐙・💡「えぇー!!!」
💡「ウェン?!いつから!?なんで話してくんなかったの!」
🐝「ロウ!詳しく説明しい!」
🐙「小柳ちゃん!どういうこと!てか最初の久しぶりムーブは一体なんだったの!?」
🦖「てっきりロウちゃんがみんなに付き合ってること言ってると思って、いやお前ら付き合ってんだろー!ってツッコミを期待してたんだけど…」
🐝・💡「知らんわ!」
💡「道理でちょっと距離近いなって思った。ウェン結構人と距離近いタイプだからあんまわかんなかったけど」
🐙「いつから!いつからなの?!」
🐝「なんで言ってくれんかったん!」
🐺「こうなるからだわ!ウェン、なんで言うんだよ!」
🤝「あ、マナちゃんるべちゃんロウちゃん!」
⚡️「お、勢揃いですやん」
🤝「えっと、なんでロウちゃんはウェンさんの首をロックしてるの……?」
🐺「聞くなイッテツ。」
🤝「ァ、はい……」
💡「おい、告白したのかよ〜!このこのっ〜」
🦖「ついにリトにも彼女が〜っ!?」
⚡️「やーめろって!まだそんなんじゃねぇよ。友達から始めた」
🦖「意気地無し!告白したら良かったのに!」
⚡️「なんでそうなるんだよ笑別にゆっくりお互いのこと知ってった方がいいだろ。どっちにとってもさ」
💡「うっ…眩しい。優しい……」
🦖「あ、そういやカゲツは?気になってた人が居たから声かけるって言ってなかった?」
🥷「連絡先交換した」
🦖「えぇ〜!!やったじゃ〜ん!」
⚡️「おいカゲツ!やるやん!」
💡「頑張れよ、カゲツ!」
🐝「おーい、ライ〜!ちょっと来てー!」
🐺「唐揚げ奢ってくれんだろ、早く行くぞウェン!」
🤝「リトくん、一緒に回ろう!」
🐙「あ、カゲツ〜たこ焼き奢るので模擬店の教室まで案内してください」
💡「さ、可愛い彼女たちが待ってるよ!行こ!」
......
スクロールお疲れ様でした。
一応完結です。時間かかってしまってすいません。
またネタが思いつき次第書きます!しばらく更新ないかもしれません😔
また次回のお話でお会いしましょう