テラーノベル
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ある日私は目を覚ますと、そこはいわゆる異世界的な場所だった。
「あれ、さっきまで家にいたのに…?」
人間関係や思い通りに行かない自分自身に段々と嫌気がさしていた私は、最近の日課?現実逃避?として読書に没頭していた。
そんなふうに今日も、本を読んでいた私であったが、急に白い光に包まれたかと思えば、気がつくと見知らぬ場所にいた。
「これって異世界転成ってやつ?えっ私死んだの?」
「はぁ、こんな状況で全然驚いてない自分に驚いてるよ、」
そう、私は今までたくさんの本を読んできたが、好みのジャンルの偏りにより、ファンタジー系ばかり読んでいたのである。こういったシチュエーションには身に覚えのない既視感があった。
「白い光に包まれたところから見ると、きっと勇者召喚かなにかかな?けど、私が勇者なわけないし、巻き込まれたって感じかな?」
誘拐かとも疑ったが、開けた明るい場所に見張りも拘束も無しに連れるわけがないため、すぐにその可能性は捨てた。
本来ならば驚くような状況だが、いたって冷静な判断を下す自分に呆れつつも、この世界でやり過ごすため、自分なりに色々と考えていた。
「とりあえず安全そうな人に仕事と食料を貰って、寝床を確保しないと。」
この“安全そうな”が肝心だ。ここが本当に異世界ならば、それこそ誘拐や詐欺にあう可能性が高い。
ふと辺りを見渡すと近くの家々に目が着いた。
「とにかくあそこにいってみようか。」
そして私は歩き出した
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#ドアマットヒロイン
#悪役令嬢