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-—-壁を越えて—–
🌸は3日前に炭治郎とした約束を思いだし、
急いで屋敷を出た。
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🌸 (はぁっ、はぁっ…私なんで忘れてたの!!ばかぁ!!)
🌸は全速力で林を駆け抜け、打ち合い場に向かう。
2分後…
🌸 (…着いたっ!もうすでに限界。)
そこにはもう炭治郎が居て、素振り中の様子だった。
炭治郎 「あ!🌸、来たんだな。」
🌸 「待たせてごめん、早速始める?」
炭治郎 「あぁ…でも、🌸は疲れてるんじゃないか?」
炭治郎 「走ってきてくれたんでしょ?少し休憩しよう。」
🌸 「えー、ありがとう!ごめんねっ。」
炭治郎の優しさに🌸は少しカッコいいと思った。
だが、すぐに我に返る。
🌸 (何考えてるの私!だめだめ、私が好きなのは…)
無一郎の顔が脳内に思い浮かぶ。
🌸はそれでもう確信した。
🌸 (私は…本当に時透君の事が好きなんだ。)
~ 休憩終わり ~
炭治郎 「よし。それじゃあ、勝負を始めるぞ!」
🌸 「うん!かかってきなさいっ。」
お互いの持っているのは木刀。
その木刀が少しでも相手の体に当たれば勝利だ。
ドンッ!! (炭治郎が踏み込み、向かってくる)
🌸は炭治郎の突進をひょいっと避け、背中を狙う。
だが炭治郎はすっとしゃがみ、距離をとる。
炭治郎 「さすが🌸。速いなー!」
🌸 「ありがとっ。でも炭治郎も前より強くなってる。」
シュッ
炭治郎 (消えたっ!?どこだ…?)
…トンッ。
🌸は一瞬で炭治郎の背後に回り込み、木刀を肩にあてていた。
🌸 「はい。私の勝ちー!」
炭治郎 「うわっ…気づかなかったー!!」
🌸 「これが、柱です。」
🌸は満足そうにそう言った。
炭治郎 「すごいなぁ。やっぱり速さは無いとダメだよなぁ….」
🌸 「もう一回、勝負する?」
🌸が言うと、炭治郎はパアッと顔を明るくする。
炭治郎 「いいのかっ!?お願いしますっ!」
🌸 「うん!さぁ、次は私からいくよー!!」
そのあと勝負は、7回戦にわたって夕方まで続いた。
結果は🌸が6勝1敗で、🌸が勝った。
🌸 (んあーっ。疲れた…早く屋敷に帰ろっと。)
タン,タン,タン…
誰かが石段を登ってくる。
🌸 (あれ?誰だろ…)
その人物の姿が見えた瞬間、🌸は驚く。
無一郎 「やあ。炭治郎との勝負はどうだったー?」
🌸 「わっ、時透君!何でその事を…」
無一郎 「さっにたまたま炭治郎に会ってね。
そこで炭治郎がいっぱい話してたよ。」
🌸 (まって炭治郎変なこと喋ってないよね…!?)
🌸は急に不安になり、炭治郎に話したことを思い出そうとする…
無一郎 「ねぇ」
彼の声で、🌸は現実に引き戻された。
🌸 「…何ー?」
無一郎 「僕も最近、剣技の腕が鈍ってる気がするんだよね。だから…」
無一郎 「僕とも勝負してよ、🌸。」
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