「退職…?北村さんが…?」
想像もしていなかった浩介の発言に、弘人の理解が追い付かない。
「要するに寿退社ということです。急ですみませんが、よろしくお願いいたします。では」
浩介は勝手に話を終えて、早々に立ち上がる。
「ちょ…ちょっと待ってください!今月中に退職って、そんな急な…。それにそんな話、北村さんから聞いていないです」
「自分からは言いにくいみたいです。彼女、ああ見えて繊細なところがありますから。では、失礼します」
浩介は、『自分だけが麗の意外な一面を知っている』とでも言いたいのか、最後に勝ち誇ったような笑みを浮かべ、商談スペースを去っていった。
「なんだよ…。北村さんが退職って…」
1人残された弘人は深いため息をつき、頭を抱えた。
そして改*****************
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