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ミスズ「父様、あの人はなんなの?」
バーズ「そういや話した事なかったな」
バーズ「あの人は魔法研究団の団長で、勇者パーティのヒーラーなんだよ」
ミスズ「え?!あの勇者パーティの?」
バーズ「ああ、そうだよ」
ミスズ「…私、あの人に魔法を習いたい」
バーズ「うん、いいと思うぞ!」
ミスズ「私、ちょっと行ってくる!」
バーズ「気をつけてな!」
階段を登りながら言う
イリス「ここも久しぶりだなぁ…」
タッタッタッ
ミスズ「はぁ、はぁ、」
イリス「あれ?どうしたの、ミスズ」
ミスズ「あの!」
ミスズ「私に魔法を教えてください!」
イリス「え、やだ」
ミスズ「…ん!?」
イリス「普通にやだけど」
ミスズ「えぇ…なんかもっと悩まないの?」
イリス「教えるって事は弟子を取るってことでしょ?めんどくさいじゃん」
ミスズ「そこをなんとか!」
イリス「えぇ…そうは言っても」
イリスの手を取りながら言う
ミスズ「お願い!貴女が良いの!」
ミスズ「運命だと思ったの!お願い!」
イリス「そこまで言うなら、」
イリス「まず一週間みてあげる」
ミスズ「おお!」
イリス「ただし!そこから先どうするかはその時決めるから!いい?」
ミスズ「はい!お願いします!師匠!」
イリス「はぁ…じゃ、着いてきて」
ミスズ「はいっ!」
ドンッという音と共に本が置かれる
イリス「とりあえずこれの内容を頭に叩き込んでもらう」
ミスズ「わぁ…」
イリス「これは魔法の基礎が詰め込まれている本なの」
イリス「覚えたらテストするから私の所に来て、分からない所が合ったら聞いて」
ミスズ「は、はい」
イリス「ちなみに学校は?」
ミスズ「ルディア魔法学園高等科です!」
イリス「良いとこ行ってるね、じゃ期間は明日から一週間」
イリス「覚えたらいつでも来ていいよ、テストも何回もやっていいから」
ミスズ「分かりました!じゃあさっそくやってきます!」
イリスは小走りで帰るミスズにゆらゆらと手を振った
イリス「…いるでしょ」
???「あ、バレたァ?」
???「あの子どうしたの?」
イリス「べつに、それよりさ」
???「学校で近づけばいいんでしょ?
しってるー」
イリス「できる?」
少女は目をキラキラさせながら言った
???「お任せあれ☆」
イリス「…よろしく」
つづく